「同姓同本（籍）」禁婚制を廃止

韓国政府が４日（水曜日）金大中大統領主宰で国務会議を開き、同姓同本（籍）禁婚制度を廃止するのを主な内容とする「民法改正案」を議決し、定期国会に提出することにした。

改正案は、同姓同本禁婚制度を廃止する代わりに「近親婚姻禁止制度」を改めて取り入れて、８親等以内の直系や６親等以内の親類など、近い親類間の婚姻のみを禁ずる。　

同姓同本の禁婚は、過去９７年７月に、憲法裁判所の憲法不合致決定にて死文化されたものの、同姓同本禁婚廃止の民法改正案が、儒林などの反発により１５代国会では処理されなかった。

この改正案には既存の「養子制度」を維持している。

他には、「親養子制度」を新設し、５年以上婚姻している夫婦が７歳未満の養子を入れた場合、産みの父母との親族関係を精算し、自分達の姓と本籍を従えるようにした。

同時に、女性差別規定となっていた女性の再婚禁止期間（６ヶ月）を廃止した。