前安全企画部(現国家情報院)から出た数百億ウォンが、1996年の第15代総選挙直前、当時の与党だった新韓国党の選挙資金として提供された事実が検察の口座追跡によって明らかになった。
これによって、お金の出どころと使い道をめぐっては大きな波紋が呼び起こされると見られている。
大検察庁の中央捜査部(部長金大雄《キム・デウン》検事長、主任検事朴用錫《パク・ヨンソク》2課長)は安企部の資金だった数百億ウォンが1996年4・11総選挙の直前、新韓国党の選挙資金として提供された事実をつかんで、そのお金の流れを集中的に追跡していることが3日に確認された。お金の規模は最小限400億ウォン以上だという。
しかし、このお金が国家予算から当てられた安企部自体の資金なのか、それとも安企部が企業などから別途に募金したものかは、まだ確認されていない。
検察はこれによって当時の安企部長、権寧海(クォン・ヨンヘ)氏と運営次長の金己燮(キム・ギソプ)氏など関係者らを次々に召喚し、資金作りの経緯や伝達の経緯などについて調査する方針である。
検察はソウループサン間高速鉄道の車両選定と関連し、1993年以来フランスのアルストム社のロビイストとして活動しながら同社から1100万ドル(当時の為替レートで約100億ウォン)を受け取ったチェ・マンソク(59・手配中)の資金を追跡する過程でこの事実をキャッチしたという。
検察は5月の高速鉄道の車両選定のロビー疑惑事件を捜査している中、チェさんの資金のうち巨額が1996年総選挙直前当時、新韓国党の選挙対策委員会の副委員長兼国会国防委員長だった黄明秀(現民主党顧問)元議員の秘密口座に流れ込んだ事実を確認した。
検察は裁判所の押収捜索令状をもらい、黄元議員の口座に対する資金の流れを追跡する過程で、巨額の安企部の資金が流入された上に、アルストム社のロビー資金と一緒にマネーロンダリングされた事実を摘発したという。黄元議員は1993年当時、新韓国党の事務総長の座にいながらチェさんからアルストム社が高速電鉄の車両事業者として選定されるよう働き掛ける条件で巨額のロビー資金を受け取ったことが、検察捜査で明らかになった。
検察はこの過程において安企部が数百億ウォンの資金を作り、幾度にわたる資金のロンダリングを経て新韓国党を通して総選挙の候補の最小限100人に一人当たり数億ウォンずつ選挙資金として与えた事実も確認されたという。このお金のうち100億ウォン余りはキョンナム総合金庫を通じて、また、残りは他の金融機関を通じてマネーロンダリングをしたことが明らかになった。






