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[社説] 南北関係、手続きも大事だ

Posted September. 06, 2000 13:43,   

韓国赤十字社が先月26日、南北赤十字会談を5日に開くことを提議したのに対して、北朝鮮赤十字会がなんのコメントもしてこないのは到底理解できないことだ。韓国側が十日間の余裕を持たせて会談を提議したなら、「そうしよう」とか「後回りすべき状況なので日にちを調整しよう」などの修正提議をしてくるのが韓国側に対する最小限の礼儀だと思われる。

しかし、北朝鮮赤十字会は当日である昨日まで何も言わなかった。北側のパンムンジョン連絡官は韓国側が答えを求めたのに対し、「赤十字会談に関する上部の指示がなかった」としか言わなかったという。もちろん、北朝鮮なりの事情はあるだろう。

とはいえ、南北が今後、多くの事業を進めていくには、何よりもお互いの信頼と信義を築き上げることが重要なはずだ。にもかかわらず、最近のいくつかの事例から見ると、北側がそのような信頼作りに必要な基本的な「ルール」や「手続き」を守らない事が遺憾でならない。これに対応する韓国側の甘い態度も問題だ。手続きや形式が内容よりも重要な場合もあるからだ。

その一例が先の第2次閣僚級会談だ。朴在圭(パク・ジェギュ)統一省長官率いる韓国代表団は北朝鮮の日程も知らないままピョンヤンへ向った。北朝鮮側が何の事前連絡もしてくれなかったからだ。会談も北朝鮮の提案した経済協力問題などは簡単に合意出来たが、韓国の主張した軍事関連議題は日程を1日延ばして、辛うじて、「今後話し合う」あるいは「努力する」というような合意をしたにすぎない。

離散家族のための面会所設置や韓国軍捕虜及び北朝鮮に拉致された民間人の送還問題については一向に答弁がなかった。状況がこうなったのには、目に見える成果だけに汲々してきた韓国政府の責任も少なからずあるだろう。

北朝鮮が早期支援を要請した食糧借款問題も同様だ。対北食糧支援は人道主義的な側面から見て反対する意はないが、性急に支援しようとすれば再び「北朝鮮の要求に引きずられている」という批判を招かざるをえない。これ以上時間がかかるとしても国会で借款提供の条件や数量などをじっくり討議するなど、国民的な合意を導出する手続きを踏んでほしい。

南北間には今月だけでも国防長官会談、北朝鮮経済使節団のソウル訪問、ソウルーシンウジュ間鉄道の復元事業着工、白頭山-ハンラ(漢羅)山の交差観光など6・15南北共同宣言が現実化する後続会談や事業などが相次いで予定されている他、提議されている状態だ。こういう時こそ、南北当局は必要な手続きや方法を落ち着いて模索していく姿勢を保つべきだ。