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漢江浚渫し、水害防止

Posted August. 02, 2000 12:27,   

政府の水管理対策を見ると、洪水の予防には堤防とダムの建設、用水不足には水中堰き建設、水質悪化には浄化施設の拡大など、主に施設を拡大する政策を取るのが一種の公式のようになっている。

しかし、上流から下流に至るまで大量の土砂が堆積し、ハンガン(漢江)と河川が荒廃しているため、施設を拡大するという対策だけでは、洪水予防、用水不足、水質悪化などのような問題を解消することができない。また、過度の費用がかかるだけでなく、施設の増加により国土を毀損する可能性もある。

漢江と河川の底に積もっている土砂を掘り出し、自然本来の姿に戻せば、洪水の際、ダムの洪水調節水位より水位が低くなり、被害が減少するはずだ。また、水深が深くなれば江と河川に水が増え、用水不足を解消することもでき、流れる水の量が多くなることで、汚排水が流入されても稀釈と自浄作用が強くなり水質が良くなる。

現在の漢江は、ファチョン、チョンピョン、チュンチョン、ウィアム、ソヤン、パルダン、チュンジュダムなどのダムを建設し、約14億立方メートルの水量を調節、約80億立方メートルの用水を確保できるようになった。しかし、江と河川の底に周辺の農耕地や住居の高さと同じぐらいの土砂が積もっており、洪水でも起きたら水位が周辺地帯より高くなり、雨水が逆流するため、水害は一向に減少していない。特に渇水期になれば、地下へ大量の水が漏れ、漢江は細河に、河川は乾川になり、漢江の下流には少量の水が流れるなど、江と河川は水が枯渇してしまう。

細河になった川は汚排水が少しでも流入したら水質が悪くなり、乾川に汚排水が流入したら地下水まで汚染され、下水になり、周辺の地下水も汚染される。夏の干魃のときは、緑藻現象が発生し、雨が降ったら魚が群れで死ぬ場合もある。

基本的に漢江流域には、地下水が4000億立方メートルほどあり、年間降水量のうち地下へ流れる水は53億立方メートル程度である。このため、川の上を地下水の水位より深くすると、江と河川によりおおくの水が流れ、漢江には再びきれいな水が流れ、小川などの河川にもたくさんの水が流れるようになるだろう。そうなれば水問題も解消され、今後用水の需要増加にも対処することができる。