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落選・公認落ち議員たち、第21代国会終了間際に国民の血税で海外出張

落選・公認落ち議員たち、第21代国会終了間際に国民の血税で海外出張

Posted May. 07, 2024 08:40,   

Updated May. 07, 2024 08:40

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最大野党「共に民主党」の李龍彬(イ・ヨンビン)議員ら与野党の国会議員4人は、今月13日から20日までの7泊8日間、フランスとオランダの海外出張計画書を提出したが、国会事務処から「趣旨に合致しない」として不採択通知を受けた。李氏は、今回の総選挙で公認を受けられず、今月29日で国会議員の任期が終わる。

新党「新しい未来」の薛勲(ソル・フン)議員と「共に民主党」の申賢栄(シン・ヒョンヨン)議員、与党「国民の力」の李憲昇(イ・ホンスン)議員は今月9日から約5日間の日程でタンザニアを訪問する。3人のうち、第22代国会でも活動する当選者は李氏だけだ。当初、この出張には、今回の総選挙で落選した改革新党の梁貞淑(ヤン・ジョンスク)議員も同行する予定だったが、国会事務処が梁氏の頻繁な海外日程について自粛するよう勧告し、最終名簿から除外された。

第21代国会議員の任期終了を前に、与野党の国会議員が先を争って「駆け込み歳費出張」を申請していることが分かった。6日、東亜(トンア)日報の取材を総合すると、先月末現在、5月の出張申請を行った国会常任委員会及び議員の会だけで7件だった。このうち4件は「環境にやさしい自転車都市」出張のように趣旨に合致しないという理由で却下され、3件は長い日程を縮小したり、梁氏など海外出張が多い議員を名簿から除外したりすることを条件に承認された。彼らが提出した出張期限は、任期終了3日前の26日まで続いた。特に、4月10日の総選挙で落選・公認落ちした議員も多数出張者名簿に名を連ねた。議員の海外出張には1人当たり2千万ウォン前後の莫大な歳費がかかる。専門家らは、「落選・公認落ちした議員の任期末の出張は、第22代国会で政策として実現される可能性が低い外遊性」と批判した。

このほか、18の国会常任委員会のうち、5月中に出張に出かけたか、これから出かける予定のところも国会農林畜産食品海洋水産委員会(スイス、オーストリア)、女性家族委員会(スイス)、行政安全委員会(カザフスタン、キルキスタン)の3つだ。

与野党が政争に明け暮れて5月最後の臨時国会の日程も決められない中、現在、金振杓(キム・ジンピョ)国会議長も「国民の力」曺海珍(チョ・ヘジン)、裵賢鎮(ペ・ヒョンジン)、金成願(キム・ソンウォン)、「共に民主党」の朴用鎮(パク・ヨンジン)、「新しい未来」の洪永杓(ホン・ヨンピョ)議員らと中南米と米国を訪問しており、国会年金特委も今月29日の第21代国会の期限終了を控え、8日から英国やスウェーデンなど欧州海外出張に出かける。


ユ・チェヨン記者 ycy@donga.com