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米ペンシルベニアに韓国系の名前を冠した橋、イラクで殉職した元米軍下士官のムン・ジェシクさん

米ペンシルベニアに韓国系の名前を冠した橋、イラクで殉職した元米軍下士官のムン・ジェシクさん

Posted April. 25, 2024 08:55,   

Updated April. 25, 2024 08:55

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2006年、イラク戦で死亡した韓国系米国人のムン・ジェシク下士(写真)の名前を冠した橋が、18年ぶりにムンさんの故郷ペンシルバニア州ラングホーンにできた。

ペンシルベニア州下院のジョー・ホーガン議員などによると、19日(現地時間)、ラングホーンでは既存の「トレントン・ロット」橋の名前を「ムンジェシク下士メモリアル」橋に変更する記念式典が行われた。この橋はムンさんの両親と姉のクリスタルさんが住む家のすぐ前にある。

この日、クリスタルさんは「弟はいつも明るく笑って周りを助ける子だった」とし、「今は私たちを守ってくれる星になった。弟が天からも喜んでいると思う」と話した。ホーガン議員は「私たちはムン下士を忘れていない」とし、「橋の献呈は殉職した参戦勇士とその家族のために必ずやらなければならないこと」と強調した。

ムンさんは1985年に仁川(インチョン)で生まれ、3歳の時に米国に渡った。高校卒業直後の2003年、陸軍に入隊してイラクに派遣された。2006年12月25日、イラク・バグダッドの道路に埋設された地雷の爆発で命を失った。ムンさんは死ぬ前日に両親に電話をかけて「心配しないで」とクリスマスを祝う言葉を言ってくれたことが公開され、会場は故人を哀れむ雰囲気に包まれた。


イ・ジユン記者 asap@donga.com