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丁世均氏と金富謙氏、「共に民主党」の候補公認騒動に懸念

丁世均氏と金富謙氏、「共に民主党」の候補公認騒動に懸念

Posted December. 25, 2023 08:20,   

Updated December. 25, 2023 08:20

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丁世均(チョン・セギュン)元首相と金富謙(キム・ブギョム)前首相が24日、「李在明(イ・ジェミョン)指導部」を念頭に置き、「現在の『共に民主党』の来年の総選挙の管理と選挙制度改革の方向性に問題がある」という意見を交わしたという。新党結成を検討している同党の李洛淵(イ・ナクヨン)元代表が李在明氏に年末までに辞任および統合非常対策委員会への転換を要求した中、李洛淵氏とともに文在寅(ムン・ジェイン)政権時代に首相を務めた2人が李在明氏に苦言を呈したのだ。党内では、「『文政権の3首相』が連帯して李在明氏に対抗しようとしているのではないか」という分析も出ている。

丁氏と金氏は同日午前、ソウル光化門(クァンファムン)の某所で朝食会合を行い、「与党『国民の力』が、「韓東勲(ハン・ドンフン)非常対策委員会」を立ち上げて革新しようとしている。民主党も統合と刷新に向けた対応が必要だ」という意見を交わしたという。

両氏は最近、親明(親李在明)系議員の選挙区から出馬を準備している非明(非李在明)系の人物が党の公認予備審査で不適格判定を受けたことをめぐり、「不公正な公認で党が分裂する危険性がある」と懸念を示したという。会合に出席した人物は、「大きな問題がない限り、予備選挙をしろということだ」と話した。両氏は、党指導部が最近、並立型比例代表制への回帰に力を入れていることについても「国民との約束を破ることだ」と批判した。

両氏は、李洛淵氏の新党結成に対して懸念を示す一方、「親明指導部の独善的な党運営」など李洛淵氏の問題意識には共感したという。そして、「親明系など党の人物が最近、『党を出ろ』というように李洛淵氏を嘲笑したが、党の元老にそのような態度は正しくない」と不快感を示したという。

特に、この席で、「今後、李洛淵氏も一緒に会う場を作ろう」という話も出たという。実現すれば、「文政権の3首相」が一堂に会することになる。同党関係者は、「李洛淵氏が李在明氏に対抗する状況で『3首相』が集まることは、李洛淵氏に力を与えるという意味ではないか」と話した。ただし、金氏側関係者は、「党に対する問題意識を共有しようという次元にすぎない」と線を引いた。

李在明氏側は、「3首相の連帯の可能性」に神経を尖らせているムードだ。李在明氏側関係者は、「御三方も、公認の騒動だけで『李在明辞任』を要求するには大義名分が弱いことを分かっているだろう」とし、「丁氏も李代表に『非明系や李洛淵氏に会え』という要求程度のことはするのではないか」と話した。李在明氏は28日に丁氏と、新年には文前大統領夫妻と会い、党内の統合を進める計画だ。


アン・ギュヨン記者 カン・ソンフィ記者 kyu0@donga.com