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「黄昏子育て」の高齢者、75歳に家事から解放

「黄昏子育て」の高齢者、75歳に家事から解放

Posted December. 06, 2023 08:57,   

Updated December. 06, 2023 08:57

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20年間、男性の家事分担が着実に増えたにもかかわらず、依然として女性の半分にも満たないことが分かった。黄昏子育てが増え、韓国人は平均75歳になってようやく家事から脱した。

統計庁が5日発表した「国民時間移転勘定の深層分析の結果」によれば、2019年基準で韓国国内でなされた家事労働は490兆9000億ウォン分と集計された。家事手伝いなどの有給労働は除いて、家庭で行われる無料労働だけを計算したもので、国内総生産(GDP)の25.5%に達する。

性別では、女性は356兆ウォン(全体の72.6%)、男性は134兆9000億ウォン(27.5%)分の家事労働をこなした。家事労働の生産で男性が占める割合は、1999年の20.1%から20年間7.5%ポイント上がった。しかし、依然として女性の割合が2.6倍ほど多かった。

年齢別に見ると、65歳以上の高齢層の家事労働は80兆9000億ウォン(16.5%)だった。高齢層の家事労働の割合は、1999年の8.4%から2倍近くに跳ね上がった。高齢化の影響に共働き夫婦の増加で、黄昏育児が増えたのも影響を及ぼしたものと分析される。このため、韓国人は75歳以降になってから、家事労働の生産より消費が多くなった。75歳を過ぎてこそ、家族から家事労働サービスをさらに多く受け、家事から解放されるという意味だ。

一方、家事労働が最も多い時期は38歳で、1人当たり平均1691万ウォン分の家事をした。38歳の女性は2451万ウォン分の家事労働をこなし、生涯周期の中で最も多かった。男性は39歳で家事を最も多くして900万ウォン分を生産した。また、世話が最も多く必要な0歳の子供1人は、両親などから平均3638万ウォンの家事労働サービスを受けていた。


世宗市=ソン・ヘミ記者 1am@donga.com