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「中国人観光客が戻ってきた」 ロッテ免税店に150人の団体ツアー客、100人以上の団体客は217年以来

「中国人観光客が戻ってきた」 ロッテ免税店に150人の団体ツアー客、100人以上の団体客は217年以来

Posted August. 25, 2023 08:30,   

Updated August. 25, 2023 08:30

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23日午後、ソウル中区(チュング)にあるロッテ免税店の本店に向かう入口に、中国人団体ツアー客150人余りが列を作っていた。観光バスから降りて、ガールズグループ「エスパ」と俳優のイ・ジュノ氏など、韓国芸能人の写真で飾られた「スターアベニュー」を見て回った中国人たちは、旅行会社の旗を手にしたガイドの案内に従って建物の中に入った。6年5ヵ月ぶりに中国人団体ツアー客が韓国国内の免税店に公式に入場する瞬間だった。

ロッセ免税店は、23日に中国人観光客150人あまりが、ソウル中区のロッテ免税店の本店を訪ね、約1時間にわたって買い物をを楽しんだと発表した。中国政府がTHAAD(高高度ミサイル防衛システム)配備に対する報復として韓国への団体観光を禁止した2017年3月以降、初めて100人以上の中国人団体ツアー客が韓国の免税店を訪れたのだ。

中国人観光客は、ラネージュやメディヒールなどのKビューティー製品と、シャネルやランコムなどのグローバル化粧品ブランドの製品を購入した。ミカンチョコレートや味付け海苔など、韓国食品にも大きな関心を示した。

彼らは22日、中国山東省威海港と京畿道平沢(キョンギド・ピョンテク)港を行き来するカーフェリー旅客船を利用して入国した。2泊3日の日程で韓国を訪れた中国人観光客は、ショッピングだけでなく、景福宮(キョンボククン)と青瓦台(チョンワデ)、南山(ナムサン)コルの韓屋村などソウル江北(カンブク)圏の主要観光地を見学した。24日午後も、中国の石島と仁川(インチョン)を行き来するカーフェリーを通じて入国した270人余りの団体ツアー客が、ロッテ免税店の本店を訪れるなど、中国人観光客の訪韓が続いている。

これに先立って、10日、中国政府が韓国行きの団体ツアーを許可すると、免税や旅行、ホテルなど国内観光業界は中国人観光客の誘致に全力を傾けている。特に中国最大の連休である中秋節と国慶節の期間(9月29日~10月6日)に、団体ツアー客が大勢集まるものと期待している。

ロッテ免税店は、外国人観光の1番地である明洞(ミョンドン)近くの本店とソウル松坡区蚕室(ソンパグ・チャムシル)のワールドタワー店を中心に、中国人観光客を誘致する計画だ。また、釜山(プサン)と済州道(チェジュド)に中国人団体ツアー客を乗せたクルーズ船が相次いで立ち寄る予定なので、釜山店と済州店でも中国人観光客が好むブランドに見直す作業をしている。ロッテ免税店の関係者は、「中国人団体ツアーの再開のおかげで、早ければ第4四半期(10~12月)から国内免税店業界は活気を取り戻すものと期待している」と話した。


ソン・ジンホ記者 jino@donga.com