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韓米企業、小型モジュール原子炉めぐり大規模協力でMOU

韓米企業、小型モジュール原子炉めぐり大規模協力でMOU

Posted April. 27, 2023 08:29,   

Updated April. 27, 2023 08:29

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次世代原発分野で、韓米企業の事業協力が大規模に行われた。斗山(トゥサン)エナビリティは25日(現地時間)、米ワシントンで開かれた「韓米先端産業・クリーンエネルギーパートナーシップ行事」で、米ニュースケールパワーや韓国輸出入銀行などと小型モジュール原子炉(SMR)事業拡大のための覚書(MOU)を交わしたと、26日明らかにした。技術開発と金融、製作サプライチェーンなどの分野で協力するという内容だ。

SMRとは、従来の原発に比べて設計を単純化し、大きさを100分の1に減らした次世代原発をいう。コストが安く安全性が高いというのが特徴だ。ニュースケールパワーは、米原子力規制委員会(NRC)の設計認証を初めて受けるなど、SMRの商用化において先頭に立っている企業と評価されている。今回の協力で、世界SMR市場が拡大する際、韓国原子力メーカーの参加機会が開かれるものと期待される。

SK(株)とSKイノベーション、韓国水力原子力も、米国SMR設計企業テラパワーと「次世代原発技術の開発および事業化のための相互協力契約」を交わした。契約には、テラパワーが開発しているソジウム冷却高速炉(SFR)基盤の第4世代SMR「ナトリウム(Natrium)」の実証と商用原子炉の開発のための協力内容が盛り込まれている。SK(株)とSKイノベーションは昨年8月、テラパワーに2億5000万ドル(約3000億ウォン)を共同投資した。

現代(ヒョンデ)建設と米国ホルテックインターナショナルが中心となった「チームホルテック」は、SMRを通じたウクライナのエネルギーインフラの再建に乗り出す。チーム・ホルテックは、2029年3月までウクライナにSMR-160パイロットプロジェクトの電力網を連結する計画だ。また、両社は、SMR20基の配備に向けた計画を策定し、原発建設に必要な部品生産の現地化も推進する方針だ。


ピョン・ジョングク記者 bjk@donga.com