ＢＴＳジミン、韓国人ソロ初の米ビルボードシングル１位に

グループ防弾少年団（ＢＴＳ）のメンバー・ジミン（２８）が、初のソロアルバム「フェイス（ＦＡＣＥ）」のタイトル曲「Ｌｉｋｅ　Ｃｒａｚｙ」で米国のビルボードメインシングルチャート「ホット１００」の１位についた。韓国のソロ歌手がこのチャートで１位となったのは、ジミンが初めてだ。

ビルボードは４日、公式ツイッターを通じて、今週の「ホット１００」トップ１０を公開し、このように明らかにした。ジミンは、マイリー・サイラスの「Ｆｌｏｗｅｒｓ」やモーガン・ウォーレンの「Ｌａｓｔ　Ｎｉｇｈｔ」などを抜いて１位となった。先月２４日発売されたアルバムに含まれた「Ｌｉｋｅ　Ｃｒａｚｙ」はシンセポップジャンルで、強烈なシンセサイザーやドラムサウンドが特徴だ。

ビルボード史上、「ホット１００」で１位となった韓国歌手はＢＴＳが唯一だった。ＢＴＳは２０２０年、「Ｄｙｎａｍｉｔｅ」を皮切りに、「Ｂｕｔｔｅｒ」や「Ｓａｖａｇｅ　Ｌｏｖｅ」、「Ｌｉｆｅ　Ｇｏｅｓ　Ｏｎ」、「Ｐｅｒｍｉｓｓｉｏｎ　ｔｏ　Ｄａｎｃｅ」、「Ｍｙ　Ｕｎｉｖｅｒｓｅ」まで計６曲を「ホット１００」の１位につけた。ジミンは、個人とグループの両方でビルボード「ホット１００」１位の地を踏んだ初の韓国歌手となった。これまで「ホット１００」の最高ランキングについた韓国のソロ歌手は、２０１２年に「江南（カンナム）スタイル」で７週間連続で２位を記録したサイだった。

同日、ジミンは、ファンプラットフォーム・Ｗｅｖｅｒｓｅのライブを通じて、「ＢＴＳだから可能なことであり、ＡＲＭＹ（ＢＴＳのファンダム）の皆さんがいてこそ可能なことだ」とし、「ＡＲＭＹの皆さんがＢＴＳをどれだけ待っているのか、さらに感じるようになった。何度も感謝する。」と述べた。ジミンは今回のアルバムについて、「約１年前に、自尊心が低くなった状態でメンバーたちから『歌を一度作ってみてほしい』と勧められて始まったアルバムだ。アルバムを作りながら、感情の状態が良くなるのを感じた。もっと成長できるように頑張りたい」と話した。また「父に『私が初めて作ったアルバムです』と歌を聞かせたが、内容が少し悲しいと泣いた」と付け加えた。

ＢＴＳのメンバーたちのお祝いのメッセージも相次いだ。ジェイホープは、「とても素敵で誇らしい。私も涙が出る」と祝った。シュガも、「パク・ジミン、ビルボード『ホット１００』１位の歌手、とてもかっこいい」と喜んだ。所属事務所ビッグヒットミュージックは、「信じられない１位だ」と感謝の意を表した。ビルボード「ホット１００」は、デジタル音源販売件数やラジオ放送回数、ユーチューブ再生件数などを総合して順位をつける。


キム・テオン記者 beborn@donga.com