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NFTで6億ウォンの絵を売っていたアーティストがメタバースへ

NFTで6億ウォンの絵を売っていたアーティストがメタバースへ

Posted March. 17, 2023 08:31,   

Updated March. 17, 2023 08:31

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「ココネのアバター技術力と私の『アイドル(Eyedoll)』の絵でグローバルメタバース市場を席巻したいです」

韓国の画家では初めて2年前に非代替性トークン(NFT)を発売し、6億ウォンで落札させたアーティストのマリー・キム氏が、今回はメタバスプロデューサーに変身した。メタバス専門企業「ココネ」と手を組んでアバターを活用したメタバスサービス「センテニアル(Centennial)」の総括企画を担当したのだ。キム氏が物語とアバター、デジタルファッションアイテムなどを作ったこのサービスは、今年末に公開される予定だ。

15日、東亜(トンア)日報の取材に応じたキム氏いは、「新しい仕事に挑戦するのが好きで、NFTに続きメタバースにも飛び込むことになった」とし、「現実の自分に不満を感じる現代人は、デジタル分身のアバターを通じて解放感を感じるだろう」と話した。

豪州のロイヤルメルボルン工科大学でクリエイティブメディアを専攻したキム氏は、毎日1点ずつ2年間700点余りの絵を描いてサイワールドとブログにアップし、大衆の人気を得た。2011年にはYGエンターテインメントのグループ「2NE1」のアルバムのカバーとミュージックビデオを演出した。国内美術界に学閥や人脈はなかったが、ガーナアートの専属作家になり、学古斎(ハッコジェ)ギャラリーなどで展示を開いた。フォーミュラ1(F1)の元会長バーニー・エクレストン氏などが彼の作品を所蔵している。

2008年に設立されたココネはアバターとファッションを結合した「キャラクター飾り」事業を展開してきた会社だ。今までグローバル利用者数は1億3000万人で、彼らが購入したデジタルアイテムは計160億個だ。目の大きい少女キャラクターに「アイドル」という名前を付けて多様な形で複製してきたキム氏は「今回のメタバースプロジェクトは最近アルファ世代(2010年以後生まれ)が現実よりさらに現実として感じる世の中を具現するという点で責任感とときめきを同時に感じる」と話した。


金善美 kimsunmi@donga.com