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漢江にゴンドラ、汝矣島には第2世宗文化会館

漢江にゴンドラ、汝矣島には第2世宗文化会館

Posted March. 10, 2023 08:17,   

Updated March. 10, 2023 08:17

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漢江(ハンガン)を渡りながら風景を楽しめるゴンドラが設置される。水上活動ができる港や第2世宗(セジョン)文化会館など大規模な観光・文化・芸術施設も漢江沿いに造成される。

呉世勲(オ・セフン)ソウル市長は9日、中区の市庁で記者説明会を開き、55の事業を含む「グレート漢江プロジェクト推進計画」を発表した。呉氏が2007年に発表した「漢江ルネッサンス」事業を補完した「漢江ルネッサンス2.0」バージョンだ。呉氏は、「『漢江ルネッサンス』で漢江の新しい文化が始まったが、まだアクセスが不便で見どころが足りないという意見が多い」とし、「漢江の新たな飛躍を追求する時が来た」と背景を説明した。

まず、漢江へのアクセス性を高めるために交通手段を多様化する計画だ。主要拠点に漢江を横断するゴンドラを設置し、観光および公共交通手段として活用する。麻浦区(マポク)の蘭芝(ナンジ)漢江公園付近を皮切りに圏域別に港を造成し、水上交通も活性化させる方針だ。市関係者は、「都心航空交通(UAM)を活用した漢江観光商品も25年を目標に商用化に取り組む」と明らかにした。

大規模な文化芸術空間も漢江沿いに設置される。汝矣島(ヨウィド)公園には第2世宗文化会館ができる。市関係者は、「当初、永登浦区文来洞(ヨンドゥンポク・ムンレドン)に建設する予定だったが、アクセス性などを考慮して敷地を汝矣島に変更した」と説明した。潜水橋は歩行橋に転換し、橋の上で映画や小規模の公演ができるようにする。再建築される汝矣島シボムアパートの近くにはソウル文化広場が造成され、龍山区(ヨンサンク)ノドゥル島も自然と芸術が融合した島にする計画だ。

漢江の自然性を回復する事業も推進される。25年までに復元可能なコンクリート護岸(河川の侵食防止のために斜面に設置した施設)57.1キロを植物マットを敷いた自然型護岸に変える計画だ。湿生・水生植物が生息する江西(カンソ)湿地生態公園は生態景観保存地域に追加指定される。

グレート漢江事業は、ほぼ民間投資で行われる。呉氏は、「ソウル市の予算はほとんどかからない。すべての事業が最小限の市の財源投入で行われるよう取り組んでいく」と述べた。


サ・ジウォン記者 4g1@donga.com