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韓国の絵本4作、ボローニャ・ラガッツィ賞受賞

韓国の絵本4作、ボローニャ・ラガッツィ賞受賞

Posted March. 07, 2023 08:17,   

Updated March. 07, 2023 08:17

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韓国の絵本作家4人の作品が児童文学界で世界的な権威を持つボローニャ国際児童図書展ラガッツィ賞の受賞作に選ばれた。ボローニャ・ラガッツィ賞は、「国際アンデルセン賞」、「ブラチスラバ世界絵本原画展(BIB)賞」と共に世界3大絵本賞とされる。BIBはスロバキアの首都ブラチスラバで開催される。

文化体育観光部は6日、「2023年のボローニャ・ラガッツィ賞にイ・ジヨン作家の『引っ越し』など4冊の絵本が選定された」とし、「国際舞台で韓国の絵本の底力を見せた」と称えた。ボローニャ・ラガッツィ賞で優秀賞を受賞した作品は、フィクション部門でイ・ジヨン作家の『引っ越し』(エヌシーソフト)、オペラプリマ部門でミア作家の『ベンチ、悲しみについて』(スタジオウーム)、漫画部門(高学年向け・9~12歳)でキム・ギュア作家の『影の劇場』(本を読む熊)、5unday(文)・ユン・ヒデ(絵)作家の「House of Dracula」(5unday)。昨年は、イ・スジ作家の絵本『夏が来る』(ビリョンソ)とチェ・ドクギュ作家の『大きな手』(ユンエディション)がそれぞれボローニャ・ラガッツィ賞フィクションとノンフィクション部門優秀賞(スペシャル・メンション)を受賞した。韓国作家らは2004年の初入賞を皮切りに、ほぼ毎年ボローニャ・ラガッツィ賞を受賞している。

1966年に制定されたボローニャ・ラガッツィ賞は、イタリアで毎年3月に開かれる世界最大規模の児童図書展「ボローニャ児童図書展」に出品された本のうち、芸術性と創造性が優れた本に授与される。今年のボローニャ児童図書展は6日(現地時間)から9日まで開かれ、授賞式は6日と7日に行われる。

児童文学評論家のキム・ジウン氏は「『ベンチ、悲しみについて』を書いた作家ミア氏をはじめ、今年ボローニャ・ラガッツィ賞を受賞した韓国作家の多くが新人作家」とし、「ボローニャ・ラガッツィ賞が受賞部門を多様化し、実験的な作品が脚光を浴びる中、韓国の新人作家が好成績を収めたことに意味がある」と評価した。世界的権威のスウェーデンのアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を韓国人で初めて受賞した作家ペク・ヒナ氏は、「韓国の絵本のレベルが短期間で驚くほど成長した」とし、「近年、各種国際図書展で韓国観に注目する人が増え、関心も高まっている」と話した。


金正恩 kimje@donga.com