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アルコール依存症とうつ病から脱したカーク、7年9ヵ月ぶりの優勝ドラマ

アルコール依存症とうつ病から脱したカーク、7年9ヵ月ぶりの優勝ドラマ

Posted February. 28, 2023 08:09,   

Updated February. 28, 2023 08:09

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クリス・カーク(38)がアルコール依存症とうつ病を克服し、米男子ツアー(PGA)で7年9ヵ月ぶりの優勝を手にした。

カークは27日、米国フロリダ州パームビーチ・ガーデンズにあるPGAナショナルリゾート(パー70)で行われたPGAツアーのザ・ホンダクラシック最終ラウンドでプレーオフを制して優勝を飾り、2015年5月以降約8年ぶりとなる通算5勝目を挙げた。

カークは同日、4バーディー、3ボギーで1アンダー69で回り通算14アンダー266を記録し、スコアを3つ伸ばしたエリック・コール(35)とプレーオフを繰り広げた。最後18番(パー5)でボギーを叩いてプレーオフに持ち込まれたカークは、同じホールで行われたプレーオフ1ホール目で、3打目のショットをホール約40センチにつけてバーディーを奪い、3メートルにつけてパーで終えたコールを制した。カークは、「3、4年間、厳しい時間を乗り越えられるように助けてくれたすべての人に感謝する。特に家族に感謝しており、試練を耐えてきた自分に感謝している」と話した。

2015年、仁川(インチョン)で開かれたプレジデンツカップで米国チームの優勝を牽引するなど、好調だったカークだが、2019年にアルコール依存症とうつ病で6ヵ月間ゴルフをやめた。治療に集中したカークは2020年コーン・フェリーツアー(2部リーグ)で優勝して復活に向けて本格始動し、昨年5月の全米プロゴルフ選手権で5位タイとなり再起への足場を築いた。今年はソニーオープンとザ・アメリカンエキスプレスで2週連続で3位に入り、今大会で優勝して完璧な復活を見せつけた。カークは優勝賞金151万2000ドル(約20億ウォン)を獲得し、2年間のツアーカード、そしてザ・プレーヤーズ選手権とマスターズ出場権を手にした。

第3ラウンドまで6位タイだった安秉勲(アン・ビョンフン=32)は同日、3オーバー73で21位タイ(5アンダー275)で終えた。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com