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ビン・サルマン皇太子が19時間訪韓、40兆ウォンの投資契約

ビン・サルマン皇太子が19時間訪韓、40兆ウォンの投資契約

Posted November. 18, 2022 08:32,   

Updated November. 18, 2022 08:32

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サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子の訪韓を機に、韓国とサウジアラビアの公共機関と企業がエネルギーや建設、バイオなど、26の事業にわたって290億ドル(約38兆8000億ウォン)規模の大型プロジェクトを推進することにした。景気減速の溝が深まる中、1970年代の韓国経済の跳躍を牽引した中東ブームが再現されるかもしれないという期待が高まっている。

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は17日午前、公式訪韓したサウジアラビアのビン・サルマン皇太子とソウル龍山区漢南洞(ヨンサング・ハンナムドン)の官邸で会談後、昼食を共にした。ビン・サルマン皇太子は7日、尹大統領夫妻が官邸に入居して以来、初めて招待した海外の来賓だ。尹大統領はこの席で、「サウジは、韓国の経済やエネルギー安保において重要なパートナーだ」と述べ、ビン・サルマン皇太子は、「エネルギーや防衛産業、インフラ・建設の3つの分野で、韓国との協力を画期的に強化したい」と答えた。

同日ソウル中区(チュング)の大韓商工会議所で開かれた「2022韓・サウジ投資フォーラム」では、韓国主要企業とサウジ政府・機関・企業が計26件の投資契約および覚書(MOU)を一度に交わした。総事業規模が約40兆ウォンに達する大型プロジェクトだ。かつては両国の産業協力は、主に建設に偏っていたが、今回は石油化学やクリーンエネルギーから製薬、ゲーム、製造、バイオに至るまで、多様な分野を網羅している。同日、投資協約に乗り出した韓国企業は約30社で、今回訪韓したサウジ企業は63社だ。サウジ経済協力委員会のFahad Saad Wallan委員長は、同日のフォーラムで、「韓国との協力関係がサウジ2030ビジョンの下で積極的に推進されることを願い、紅海プロジェクトのような大規模な事業に韓国の参加を願う」と話した。

2年5ヵ月ぶりに韓国を再び訪れたビン・サルマン皇太子と会うため、財界トップらも総出動した。ビン・サルマン皇太子は、同日午後5時から1時間ほど、三星(サムスン)電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長やSKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長、現代(ヒョンデ)自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)会長、金東官(キム・ドングァン)ハンファ副会長、李在賢(イ・ジェヒョン)CJグループ会長、朴廷原(パク・ジョンウォン)斗山(トゥサン)グループ会長、李海旭(イ・ヘウク)DLグループ会長、鄭基宣(チョン・ギソン)現代重工業グループ社長の8社のトップと懇談会を開いた。この席で参加者たちは、各企業のサウジ事業の現状と超大型新都市事業「ネオムシティ」などの今後の協力策について共有した。


世宗市=キム・ヒョンミン記者 クァク・ドヨン記者 kalssam35@donga.com · now@donga.com