大統領室、「経済リスクへの対応」など国政課題を２０課題に圧縮

大統領室は、尹錫悦（ユン・ソクヨル）政府の１２０の主要国政課題を２０課題に絞って、２週間ごとに進行状況を点検するという。

１７日、政府関係者によると、大統領室は個別省庁の意見を聞き、１２０の国政課題を、△韓国国内外の経済リスクの管理強化、△原子力産業の生態系強化（脱原発の廃棄）、△不動産市場の正常化、△災難安全管理体系の先進化、△重大社会犯罪の根絶など２０件に絞った。「３大改革課題」と呼ばれる年金・労働・教育改革と放漫経営をめぐる議論がふくらんだ公共部門の効率化も重要課題に含まれた。

与党「国民の力」の関係者は、「２０大の国政課題の中で柱となるのは経済リスクへの対応だ」とし、「対内外の経済不安の中で、物価や家計負債などに対する対応力量を強化しようとすることだ」と話した。大統領室と国務調整室は、重要国政課題の進行状況を２週間ごとに報告を受けているという。政府の各省庁から、年末までに重点的に推進する国政課題も提出されたという。大統領室の関係者は、「政策コントロールタワーとして、国政課題の履行を促すためのものだ」とし「部署に緊張感を吹き込む効果もあるだろう」と話した。


張寬錫 jks@donga.com