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米原子力空母「ロナルド・レーガン」が今週釜山入港、5年ぶりに合同演習

米原子力空母「ロナルド・レーガン」が今週釜山入港、5年ぶりに合同演習

Posted September. 19, 2022 08:52,   

Updated September. 19, 2022 08:52

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韓米が16日(現地時間)、「拡大抑止戦略協議体」(EDSCG)の再稼働を通じて米戦略兵器の韓半島の展開を強化することに合意した中、今月末、米原子力空母「ロナルド・レーガン」を中核とする空母打撃群が、韓国海軍と合同軍事演習を実施する。米空母が韓国作戦区域(KTO)で合同軍事演習をするのは5年ぶり。

今週後半、釜山基地に入港する空母打撃群には、ロナルド・レーガンをはじめ、誘導ミサイル巡洋艦「チャンセラーズビル」、イージス駆逐艦「バリー」などが含まれている。ロナルド・レーガンは、F/A18「スーパーホーネット」やF35Cなど艦載機約80機を搭載し、中小国家の空軍力を凌駕するとされる。2017年に北朝鮮が6回目の核実験を強行した時、ロナルド・レーガン、セオドア・ルーズベルト、ニミッツの空母3隻が韓半島近くの海域に展開し、韓国海軍と強力な武力示威を行った。

今回の空母の展開は、北朝鮮の7回目の核実験を抑止するための韓米の本格的な米戦略兵器の展開、合同軍事演習強化の信号弾とみられる。北朝鮮の挑発タイプによって展開される戦略兵器の種類と規模だけでなく、両国の共同行動シナリオがすでに作成されており、このアクションプランによって適時に措置がなされるということだ。政府消息筋は、「北朝鮮が7回目の核実験を強行する場合、戦略爆撃機、原子力潜水艦などの戦略兵器の展開だけでなく、韓米軍首脳部が共同声明を出したり、戦略兵器に搭乗したりする案も対応シナリオに含まれている」と伝えた。

このような中、米国防総省は同日、韓米海兵隊の合同軍事演習「韓国海兵隊演習プログラム」(KMEP)の一環として沖縄に駐留する第5航空艦砲連絡中隊(ANGLICO・アングリコ)が韓国海兵隊と国内で演習を行う写真を異例にも公開した。

海兵隊上陸部隊に編成されているこの部隊は、開戦初期に韓半島に投入され、最前方で航空爆撃および艦砲射撃が必要な地点を提供する役割を遂行する。アングリコは毎年韓半島で演習を行ってきたが、演習の有無や写真が公開されたのは2017年以来5年ぶり。

15日に終了した今回のKMEPは、韓米合同戦術航空統制、近接航空支援演習で行われ、韓米海兵隊をはじめ、韓国軍F15K、FA50、F5戦闘機と米軍C130輸送機なども動員された。


申圭鎭 newjin@donga.com