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イシモチよりはロブスター、リンゴの代わりにアップルマンゴー…秋夕の食材にも変化

イシモチよりはロブスター、リンゴの代わりにアップルマンゴー…秋夕の食材にも変化

Posted August. 22, 2022 08:53,   

Updated August. 22, 2022 08:53

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若年層の変わった食の好みが食文化を主導し、秋夕(チュソク=旧暦の8月15日)を控えて食材の売上も過去と様相が変わっていることが分かった。伝統的な祝祭日のプレゼントであるイシモチの干し物と蒸しカルビの代わりに、ロブスターと焼き用韓牛の売上が伸び、リンゴ・梨などの伝統果物よりシャインマスカットやアップルマンゴーのような異色果物の販売量が伸びている。

21日、現代(ヒョンデ)デパートによると、今年の秋夕ギフトセットの予約販売期間である今月1日から20日まで、焼き用韓牛の売上の伸び率は52%を記録し、韓牛蒸しカルビの伸び率17%より3倍ほど高いことが分かった。現代デパートはこのような傾向が続ければ、今年の秋夕ギフトセットの販売期間に焼き用韓牛が占める割合が初めて40%を超えるものと予想している。

現代デパートは、食の好みが西欧化した若年層が30代や40代になり、家の祝祭日の雰囲気を主導していると分析した。伝統料理の代わりに調理が簡単な食べ物を積極的に受け入れ、新しい祝祭日食文化を形成しているという。現代デパートの関係者は、「祝祭日期間中に、大規模な集まりの代わりにキャンプや旅行に行く文化が流行している」とし、「肉類の場合、旅行先で気楽に食べやすい焼き物用韓牛やステーキの販売が大きく伸びている」と話した。

このような食文化の変化は、他の食品群でも現れている。水産物の場合、エビとロブスター(45%)の伸び率が、従来の祝日の代表プレゼントであるイシモチの干物(38%)の伸び率を上回っている。果物では、シャインマスカットとアップルマンゴーの伸び率(76%)が、リンゴ・ナシの伸び率(29%)より大幅に高かった。アップルマンゴー・シャインマスカットなど、高級デザート果物の売上は毎年2倍以上伸びており、今年初めて全体青果売上の割合の半分を越えるという予測も出ている。

これと共に、ワインギフトセットの売上も爆発的に増加し、人気の祝祭日プレゼントとして定着している。現代デパートの昨年の秋夕と今年の旧正月のワインギフトセットの売上は、それぞれ83.4%と86.7%が伸びた。


ユン・ダビン記者 empty@donga.com