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2年間「偽軽油」500万リットル製造、15億ウォンを荒稼ぎしたグループを逮捕

2年間「偽軽油」500万リットル製造、15億ウォンを荒稼ぎしたグループを逮捕

Posted April. 13, 2022 08:26,   

Updated April. 13, 2022 08:26

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船舶用軽油と混ぜて作った低質軽油500万リットルを製造して販売した犯罪グループ50人が、警察に逮捕された。彼らが2年間、低質軽油を売って手にした不当利益は15億ウォンに上る。

ソウル警察庁・強力犯罪捜査隊は12日、2020年初めから昨年末まで、船舶用軽油を一般軽油と約1対2で混ぜて全国21のガソリンスタンドで販売したグループを、石油事業法違反の容疑で最近逮捕したと発表した。石油事業法によると、等級の異なる製品を混ぜて作った低質石油も、「偽石油」に該当する。

警察によると、彼らは全羅南道麗水市(チョルラナムド・ヨスシ)付近の海上で、硫黄成分の高い船舶用軽油約150万リットルを1リットル当たり400ウォンで違法購入後、一般軽油と混ぜて低質軽油約500万リットルを製造した容疑などが持たれている。グループは、赤色を帯びる船舶用軽油を混ぜたことを隠すため、全羅南道求礼郡(クレグン)のある石油類貯蔵所で低質軽油の色を薄めた。

このように作られた低質軽油は、京畿道(キョンギド)と大邱(テグ)、忠清北道(チュンチョンブクド)、忠清南道(チュンチョンナムド)、慶尚北道(キョンサンブクド)、全羅北道(チョルラブクド)などのガソリンスタンド21カ所で、1リットル当たり約1400ウォンで販売された。警察は、低質軽油であることを知りながら販売したガソリンスタンドの運営者らも一緒に逮捕した。容疑者たちは取り締まりに備えて、直接取引する人でなければ、お互いに身元を隠し、人通りの少ない未明の時間帯に低質軽油を流通させた。

警察は、押収した低質軽油13万リットルを廃棄したが、すでに製造された500万リットルの大半はすでに市場に流通しており、これを購入した車主などの被害が予想される。船舶用軽油には、一般軽油(10ppm以下)の最大50倍(500ppm)に達する硫黄成分が含まれており、粒子状物質を大量に誘発する。低質軽油を持続的に使えば、自動車の排気バルブに硫黄成分がたまって、出力が低下する可能性もある。


ナム・ゴンウ記者 woo@donga.com