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ポンペオ氏が日本から贈答された660万ウォンのウィスキー「所在不明」

ポンペオ氏が日本から贈答された660万ウォンのウィスキー「所在不明」

Posted August. 06, 2021 08:35,   

Updated August. 06, 2021 08:35

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ポンペオ元米国務長官(57・写真)が在職時に日本政府から贈られた5800ドル(約660万ウォン)のウィスキーの所在が不明で、国務省が調査を開始した。米当局者は、外国政府から高額の贈答品を受ければ、公文書記録管理局に渡さなければならないが、他の贈答品とは違ってウィスキーの所在が分かっていない。

4日、AP通信によると、国務省は外国の政府や首脳からの米高官への贈答品のリストを紹介した資料で、このウィスキーを「所在不明」と記載し、ウィスキーの行方を調査している。

米当局者は1人当たり390ドルまで贈答品を受けることができる。価格がそれ以上になる場合は、財務省から買い取らなければならない。外国政府から個人的に贈答品を受けることは違法だ。外国政府が米国に賄賂で影響力を行使しないようにするためで、これに違反すれば罰金を科され、告発される可能性もある。「拒絶した場合、相手と米政府を困らせる恐れがある」と判断される贈答品はひとまず受け取った後、政府資産として国立公文書記録管理局や共通役務庁に報告した後、移管しなければならない。

 

ポンペオ氏が問題のウィスキーを贈られたのは2019年6月、トランプ大統領(当時)と共に主要20ヵ国首脳会議に参加するために大阪を訪れた時と推定される。ボンペオ氏は、カザフスタン大統領とアラブ首長国連邦外相から計1万9400ドル相当のカーペット2つも贈られたが、このカーペットは共通役務庁に移管された。

米紙ニューヨーク・タイムズは、ポンペオ氏に対するウィスキーの調査について「国務省がこのような内容の調査を公開したのは異例」と伝えた。ポンペオ氏は退任直前、国務省職員を犬の散歩、クリーニングの引き取りといった私的な使いに利用したという疑いで内部調査を受けたこともあった。ポンペオ氏は弁護士を通じて「その贈答品について知らない。それに対する調査と関連して誰からも連絡を受けたことはない」と明らかにした。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com