Go to contents

金武星代表、選挙惨敗の責任を負って辞任

金武星代表、選挙惨敗の責任を負って辞任

Posted April. 15, 2016 07:20,   

Updated April. 15, 2016 07:26

한국어

与党セヌリ党の金武星(キム・ムソン)代表は、4・13総選挙当日、ソウル汝矣島(ヨウィド)の聖母病院で点滴を打って1日を送り、14日午前に病院を出た。無精ひげの金氏の顔は、選挙遊説の強行軍のためか憔悴しきっていた。それから自宅に立ち寄り、数時間後にスーツ姿で中央選挙対策委員会の解団式に参加して、「すべての責任は私が負う」と述べた。総選挙の惨敗の責任を負って、就任から640日で代表を辞任するということだ。

公式に辞任を宣言した直後、金氏は国会本館から議員会館に向かった。金氏は同行した記者に、「総選挙でこのように大敗するとは思わなかった。これまでの膿が出てきた」と話した。セヌリ党の総選挙敗北は、党と大統領府の葛藤や派閥対立、公認問題などによって予告されていた惨事ということだ。

金氏は、「党本部に行って残った業務の処理だけして、私の跡を消してくる」とし、「今回の総選挙で第1党が逆転するほど大きく負けるとは思わなかった」と吐露した。金氏は、党本部と国会の党代表室にあった自分の荷物をすべて議員会館に移した。

今回の総選挙で、金氏が主張した上向式公認が失敗したのではないかという指摘に対して、「それでも上向式公認は今後も続けなければならない」とし、「誤った公認も多くなかったか」と述べた。一部地域の戦略公認の弊害が総選挙に悪影響を及ぼしたという意味だ。

金氏は、公認問題を起こした親朴(親朴槿恵)系の敗北責任論について、「親朴系は私を攻撃するかもしれないが、それは自分たちにも跳ね返る」とし、「今は民心を恐れなければならない時だ」と述べた。離党した劉承ミン(ユ・スンミン)議員など与党寄りの無所属当選者の復党問題をめぐっては、「今は話さない」と発言を控えた。

金氏は、2012年の第19代総選挙の公認から脱落した時、離党せず「白衣従軍(無位無官の一兵卒として従軍する)」を選択し、総選挙勝利の一番の貢献者とされた。しかし、今回の第20代総選挙では敗将として責任を負って退く境遇となった。金氏のある側近は、「与党内に明確な次期大統領候補がいない状況なので、金氏が今後どのような態度を見せるかに政治的将来がかかっている」と話した。



강경석기자 カン・ギョンソク記者 coolup@donga.com