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アシアナ、支店45ヵ所を縮小…11路線をエアソウルに移す

アシアナ、支店45ヵ所を縮小…11路線をエアソウルに移す

Posted December. 31, 2015 07:40,   

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アシアナ航空は30日、すべの役員や従業員を対象に、路線の構造調整や組織のスリム化、航空機のアップグレードなど、経営正常化策を発表した。

まず、低収益路線の構造調整のため、新たに立ち上げた格安航空会社「エアソウル」に、日本支線や東南アジアの深夜路線など11路線を順次移行し、来年2月はロシアのウラジオストク、3月はミヤンマーのヤンゴンやインドネシア・バリ島路線の運航を中止する計画だ。また、組織のスリム化のために、国内23の支店を14に、海外128支店を92に統合し、一部業務は外部専門会社に委託することにした。また今後、新規採用を縮小し、希望休職や希望退職制度を運営する。

そのほか、役員への車両支援中止や役員の年収返納、空港自動化などのサービスプロセス改善など、安全関連事項を除くすべての領域でのコスト削減や収入増大に向けた様々な努力を傾けることにした。2017年に導入される次世代航空機A350からは、国籍航空会社としては初めて、「プレミアムエコノミー席」(ビジネス席とエコノミー席との中間である高級化したエコノミー席)を導入して、新しいニーズを創出する方針だ。アシアナは今回の措置で、年間1600億ウォンの損益改善効果が発生するだろうと試算している。

アシアナが今回の措置を取ったのは、格安航空会社の躍進のため、短距離路線の競争が激しくなっている上、ドル高などの影響のため、航空機のリース料負担が膨らむなど、収益性が悪化しているためだ。アシアナ航空の金秀天(キム・スチョン)社長は、「経営正常化策が終わる2017年以降は、必ず競争力を回復し、体質を改善して成長を続ける会社になるだろう」と明らかにした。



sunggyu@donga.com