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米が「勝者は韓国」と評価した韓米FTA、ろうそく勢力は反省文を書くべきだ

米が「勝者は韓国」と評価した韓米FTA、ろうそく勢力は反省文を書くべきだ

Posted March. 17, 2014 03:18,   

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米紙ウォールストリートジャーナルが、「米国と韓国の貿易活性化に向けて交わしたFTA(自由貿易協定)で、より大きな利益を得たのは韓国だ」と、昨日報じた。米ワシントン議事堂で開かれた討論会でも、パブリックシチズンなどの市民団体は、「協定発効後、米国の韓国向け輸出は92億ドルも激減し、米国の赤字が大幅に増えた」と不満をぶちまけた。

15日で、発効2周年を迎えた韓米FTAの貿易成績表を見れば、米国の評価は間違っていない。FTA発効初年度の12年、米国向け貿易黒字は152億ドルであり、昨年は205億ドルへと膨らんだ。韓米FTA締結直前の11年に比べれば、2倍近く膨らんだ規模だ。とはいえ、米国が損をしたともいえない。ソン・キム駐韓米大使は、「米消費者らには、韓国製の高品質製品を簡単に利用できるチャンスができ、韓国では最新式の米国製自動車の販売が2倍以上も伸びた」とし、FTAによって、韓米関係がさらに緊密なものになったと評した。

米国産牛肉や農産物が大量に入り、韓国農業を荒廃化させるだろうという左派団体や農民団体の主張はうそであることが明らかになった。米国産農畜産物は、韓米FTA後、20%も輸入が減り、逆に国内産農畜産物の米国向け輸出は20%が伸びた。一方、牛肉の輸入はこの2年間で、年平均5.9%減少した。豪州産牛肉が人気な上、狂牛病(BSE)関連ろうそくデモが作った「脳に穴だらけ」という怪談の影響がまだ消えていないような気がする。

11年11月、韓米FTA批准同意案が、国会で可決された時、当時、民主労働党の金先東(キム・ソンドン)議員は国会で、「催涙弾テロ」を起こした。民主統合党と統合進歩党代表や元現職議員50人あまりは、12年2月、「韓米FTA発効手続き中止を促す大会」を開き、米大使館を訪問し、オバマ大統領宛に送る手紙を渡した。韓米FTAを、「亡国条約」や「親米・事大協定」などの極端的言葉で批判していた民主党の関係者らは左派団体は、今度はなんと言い訳をするか知りたい。

08年、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が開始し、11年、李明博(イ・ミョンバク)大統領が決着をつけた韓米FTAは、自由貿易を通じて国益を増大させるという趣旨であり、この2年間の成績表を見れば、成功したことが裏付けられた。反米、反世界化という時代錯誤的な左派イデオロギーの虜になって、韓米FTAになりふり構わず反対していたろうそく勢力は、痛烈な自己反省文を書かなければならない。