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コヨーテ複製に成功した黄禹錫氏「マンモスの復活が目標」

コヨーテ複製に成功した黄禹錫氏「マンモスの復活が目標」

Posted October. 18, 2011 03:06,   

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黄禹錫(ファン・ウソク)博士の研究チームが、コヨーテの体細胞をイヌの卵子に移植する体細胞核移植の技術で、コヨーテのクローンに成功した。スアム生命工学研究院責任研究員の黄博士は17日、京畿道(キョンギド)畜産衛生研究所・野生動物救助センター(京畿道平沢市振威面)で、金文洙(キム・ムンス)京畿道知事にクローンコヨーテ8匹を寄贈した。このコヨーテは、黄博士研究チームが今年6月17日にクローンに成功した雌3匹と同月30日に成功した雄5匹だ。

コヨーテを異種間体細胞核移植の技術を利用してクローンに成功したのは世界初であると、黄博士研究チームは説明した。イヌ科ケイニス(Canis)属の動物であるコヨーテは、国際資源保護連合(IUCN)で絶滅危惧ランクの注意段階に指定されている。主に北中米に棲息している。

黄博士チームは昨年12月に、清州(チョンジュ)ランドで飼育しているコヨーテの皮膚から細胞を採取し、クローン用体細胞に培養した。今年2月、クローン用の胚を代理母のイヌの子宮に移植し、4月頃コヨーテのクローンに成功したが、すぐに死亡した。さらに、4月22日、再び代理母のイヌにクローン用胚を着床させ、57日後の6月17日、代理母のイヌ1匹から3匹のコヨーテが産まれた。また、13日後の6月30日、2匹の代理母のイヌから計5匹のコヨーテのクローンに成功した。黄博士は、「04年のクローン犬スナッピーの誕生は、1208回行った末1回成功したが、今回は2度の試みで成功し、クローンの成功率を画期的に引き上げた」と説明した。

また、黄博士チームは、昨年12月から体細胞核移植の方法で、リカオンのクローンを始めたが、今年6月と8月、流産で失敗した。アフリカの野良犬のリカオンはイヌ科に属するが、イヌとは種が違う。黄博士は、「異属間のリカオンクローンが成功すれば、長期的にマンモスと象との間のクローンも可能だ」と述べた。異種間のクローンは、今回のコヨーテの以前に、羊と山羊の間があったが、まだ異属間のクローンは成功事例がない。

同日、黄博士チームを訪れた金知事は、「すばらしい成果だ」とし、「マンモスを越え、恐竜までクローンに成功すれば、生きたジェラシックパークができるだろう」と述べた。

黄博士チームがコヨーテを京畿道に寄贈したのは、京畿道とスアム生命工学研究院が今年6月、「絶滅危惧動物(コヨーテ、リカオン)体細胞クローンの生産に関する研究協約」を結んだことによる。



bibulus@donga.com