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金蘭都教授のエッセイ『痛いから青春だ』、日中など4ヵ国へ輸出

金蘭都教授のエッセイ『痛いから青春だ』、日中など4ヵ国へ輸出

Posted July. 20, 2011 08:54,   

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ソウル大学の金蘭都(キム・ナンド)教授(写真)のエッセイ集『痛いから青春だ』(サムアンドパーカーズ)が、中国と日本、台湾、イタリアの4ヵ国に輸出される予定だ。昨年12月に韓国で発売されてから現在まで、計90万部あまりが販売されたのに続き、いまや世界の若者らに対し、慰めや希望のメッセージを伝えることになったのだ。

サムアンドパーカーズは19日、「3月に中国の広西科学技術出版社(前受け印税3万ドル)、4月に台湾の円神出版社(前受け印税1万2000ドル)、5月に日本のディスカーバー21(前受け印税1万ドル)と発売契約を交わしたのに続き、最近、イタリアのモンダドーリと前受け印税1万5000ユーロで契約を交わした」とし、「早ければ年末から海外での発売を開始する予定だ」と明らかにした。

一般的に、韓国国内作家の前受け印税が3000〜5000ドルのレベルであることを考慮すれば、1万ドルを超える前受け印税から、海外出版会社各社がこの本にかける期待を伺うことができる。

海外出版社各社は、昨今の世界の若者らの不安や苦しみは同一のものであり、この本が自国の若者らにとってはよい「メンター」になり得ると、発売契約を交わした背景について明らかにした。

中国広西科学技術出版社側は、「著者は、知性の言語で、青春らが考えもつかなかった悟りを呼び起こした」とし、「どれだけひどい悲しみやスランプに見舞われても、自ら克服し、乗り切ることのできる勇気を伝えており、これは最近、目標を失い、右往左往している中国の大学生らに合う内容だ」とコメントした。

日本のディスカーバー21側は、「韓国の大学生らは、長期間の就職難の中で、安定を目指す気持ちが強くなっていると聞いているが、これは、就職難や雇用不安を経験している日本の大学生らにとっても同じことだ」とし、「現在、両国の大学生らは同じ困難に直面しており、この本は日本の若者らに対しても、強い共感を作ることができるだろう」とコメントした。

就職や進路などについて悩む青春らに対する短い助言の文42本からなっている『痛いから青春だ』は、発売開始から半年以上が経っている今も、毎週2万5000〜3万部が販売されており、来月は100万部を突破するものと見られる。

金蘭都教授は、「海外出版社各社がよい契約条件が示したのは、それだけ、この本の可能性を高く見ているということ」とし、「韓国の若者らが共感を覚えたように、この本が外国人の若者らに対しても、共感と共に力や励みになることを望む」と述べた。



hic@donga.com