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李大統領「来年は6者協議で核廃棄を」、役割に意欲表明

李大統領「来年は6者協議で核廃棄を」、役割に意欲表明

Posted December. 30, 2010 03:16,   

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李明博(イ・ミョンバク)大統領は29日、「北朝鮮の核廃棄問題は、6者協議を通じて外交として解決するほかない」とし、「北朝鮮は2012年の強盛大国を目標に置いているため、来年1年、北朝鮮の核廃棄を、6者協議を通じて成し遂げなければならない」と述べた。

李大統領は同日、大統領府で開かれた外交通商部新年業務報告の席でこのように述べ、「6者協議を通じて行うが、南北が交渉を通じて核を廃棄することに、大韓民国が重要な役割を果たさなければならない」と強調した。

ただ、李大統領は、哨戒艦「天安(チョンアン)艦」沈没事件や延坪島(ヨンピョンド)砲撃の北朝鮮による2度の挑発について言及し、「韓半島の平和定着は、外交だけで果たせるものではない。強い国防力と国民の結束した安保意識が前提にならなければならない」と指摘した。

李大統領は、延坪島砲撃直後の先月28日、中国の戴秉国・国務委員と会談した際、「今は6者協議を議論する時ではない」と述べ、翌日の対国民談話では、「北朝鮮が自ら、軍事的冒険主義と核を放棄することを、期待できないことが明らかになった」と述べた。また、「戦争を恐れては、絶対に戦争を防ぐことはできない」と述べ、北朝鮮の挑発に対する強力な軍事対応の意志を明らかにした。

そのため、6者協議の再開や南北交渉を示唆した李大統領の同日の発言をめぐり、政府の来年の対北朝鮮政策基調が、これまでの制裁一辺倒から、対話を並行する方向に変わるという観測が流れている。

李大統領は同日、統一部業務報告でも、「延坪島、天安艦事態を目の当たりにして、統一が遠い話ではないと感じた。国民に『統一は遠くにあるものではなく、より多くの肯定的な面がある』と認識させる1年にならなければならない」とし、「国防力を強化し、強い安保の一方で、南北が対話を通じ、平和を定着させる努力もしなければならない」と強調した。

李大統領は、「韓国の目標は統一であり、統一の前提である韓半島の平和政策に向け、努力しなければならない。統一部が、統一への新たな備えをしなければならない。国民が参加する準備が必要だ」と述べた。

特に、李大統領は、「平和的な統一が、南北の最も望ましい統一だ。時間がかかっても、平和的な統一を果たさなければならない。一部で言われている吸収統一は、論じるべきではないと考える」と述べた。また、「最も望ましい北朝鮮の変化は、中国のような変化だ。北朝鮮も中国式の変化を選ぶ道しかないだろう」と付け加えた。



yongari@donga.com