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農産物と医薬品、FTAの対米「切り返しカード」で検討

農産物と医薬品、FTAの対米「切り返しカード」で検討

Posted November. 18, 2010 07:45,   

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政府は、韓米自由貿易協定(FTA)協定文の修正は避けられないとみて、12月、米ワシントンで開かれる第2次追加協議に備え、交渉戦略の「新たな枠組み作り」に取り掛かっている。17日、外交通商部(外交部)の高官は、「協定文の修正不可を固守すれば、韓米FTAの追加協議そのものが不可能だ」とし、「新たな戦略を準備している」と明らかにした。

外交部が準備している新戦略は、韓米FTAで韓国が相対的に不利だと評価される医薬品や、農産物分野の市場保護措置と関連があるという。医薬品分野では、オリジナル製品の特許期間が満了していない状態で、コピー製薬の販売防止措置を取るように定めている韓米FTAの効力発生を18ヵ月以上猶予すること、農産品分野では、農産品のセーフガード措置の強化などだ。

また、野党が「毒薬条項」だと指摘している、△ネガティブ方式(協定文にあるリスト以外、全ての品目開放)のサービス開放、△ラチェット(逆進防止)条項なども検討対象だという。

しかし、同様に、野党が毒素条項と指摘した投資家−国家間訴訟制(ISD)は、検討対象ではないという。外交部の高官は、「ISDは毒薬条項ではなく、我々の立場からみても必要な条項であるというのが政府の立場だ」と主張し、「第2次追加協議の対象として検討していない」と明らかにした。

別の外交部関係者は、「07年の交渉当時、我々のほうから要求したが、最終協定文には反映されなかった項目のうち、今も主張が可能な要求事項をリスト化した後、取捨選択作業を進めている」とし、「パイそのものが増大しただけに、様々なカードを用意している」と話した。



hyejin@donga.com