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貿易協会がゴア氏を招請、米民主党政権人脈作りに財界が本腰

貿易協会がゴア氏を招請、米民主党政権人脈作りに財界が本腰

Posted November. 06, 2008 09:38,   

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米国の次期大統領に民主党のバラク・オバマ候補が当選したことで、韓国経済界で米民主党と縁がある人脈に関心が集まっている。

韓国内の経済界は、概ね米共和党との親交が厚い。このため、韓国貿易協会は14日に、民主党出身のビル・クリントン政権時代に副大統領を務めたアル・ゴア氏を招待するなど、米民主党との「スキンシップ」の強化に乗り出した。

民主党と直接縁のある代表的な韓国内の経済界関係者として、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)インベストコリアの鄭東洙(チョン・ドンス)団長が挙げられる。

鄭団長は92年、クリントン政権の大統領職引継委員会に加わり、韓国人としては珍しく副次官補(金融・サービス業担当)にまでなった。特に、当時直属上司だった商務省長官は、オバマ候補の「政治的な故郷」であるシカゴ出身で、オバマ政権で再起用される可能性が高い人物とされるウィリアム・デーリー氏であり、注目される。

鄭団長は、高校時代に米国に移民し、ハーバード大学社会学科—プリンストン大学行政大学院—カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校(UCLA)法科大学院など「エリートコース」を歩んだ後、国際弁護士として活動した。

柳津(リュ・ジン)プンサングループ会長は、米共和党に劣らず民主党の人脈も堅固だ。先月19日、公の場でオバマ候補の支持を宣言したパウエル前米国務長官とは親しい間柄だ。

特に、柳会長は14日、ソウル江南区三成洞(カンナムク・サムソンドン)のグランド・インターコンチネンタルで開かれるアル・ゴア氏招請講演を成功させるうえで大きな役割をしたという。講演には、韓国内の政財界関係者400〜500人が出席し、アル・ゴア氏から韓米関係などについて話を聞く。

金升淵(キム・スンヨン)ハンファグループ会長も、米民主党の人脈が比較的堅固だ。グループの母体である化学事業が、米国の防衛産業と関係が深く、父親の故・金ジョンヒ・ハンファ創業者の時から、在韓米軍や米大使館の関係者と親交を築いてきた。

金会長はこれを土台に、01年に韓米交流協会をつくり、初代会長を務めて、対米ネットワーキングを広げた。親交のある民主党関係者には、オバマ氏を初期のころから支援した下院外交委員会アジア太平洋・環境小委員会のエニ・ファレオマバエガ委員長、下院歳入委員会のエアル・ポメロイ議員が挙げられる。

全国経済人連合会の趙錫来(チョ・ソクレ)会長は、共和党ラインと近いが、韓米財界会議などを通して米国との親交が厚く、民主党にも通じる人物がいるようだ。特に、趙会長が率いる全経連は18日に、クリントン政権で大きな影響力を行使したサンディ・バーガー元安全保障担当大統領補佐官を招待し、「金融危機と米次期政権の政策」をテーマにセミナーを開き、米民主党との人脈を広げる考えだ。

三星(サムソン)、LG、SKなどの主要グループは、現地法人などの公式組職を通じて、民主党関係者に接触する計画だ。

財界関係者は、「韓国内の民主党との人脈が薄いのは事実だ。必要なら、親民主党性向のブルッキングス研究所や戦略国際問題研究所(CSIS)などを通じて、民主党関係者と接触し親交を築き、両国経済の協力案を模索する予定だ」と語った。



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