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08年度修能「苛酷な等級制」

Posted December. 08, 2007 03:05,   

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等級制が初めて適用された08年度大学修学能力試験(修能、日本のセンター試験に該当)で、数理「カ」型は事実上、満点をとらないと1等級は不可能だという指摘が出るなど、等級制に対する受験生の不満がふくらんでいる。

韓国教育課程評価院は7日、修能採点の結果、言語、数理、外国語、探求の全領域で1等級を受けた受験生は、全体の0.11%、644人だと発表した。これは昨年の800人のラインを割った数字だ。

採点の結果、等級別の割合は、領域別ではほとんど基準と同程度だったが、数理「カ」型と一部の探求領域では、科目別にややばらつきがあった。難易度の低かった数理「カ」の1等級の割合は4.16%で基準と同程度だったが、2等級は10.08%で、基準(7%)を3%以上超え、難易度調整に失敗したという指摘を受けている。

入試機関は、数理「カ」の1等級区分原点を98点と推定した。これは、満点をとるか、簡単な質問項目(2点)を1つ間違ったケースで可能な点数で、3点または4点の質問項目を一つでも間違えば2等級に落ちることになる。

韓医学部に行くために大学に通いながら浪人をしたという金ウィチャンさん(20)は、「昨年と同じく3点問題ひとつしか間違っていないのに、今年は医学部や漢医学部に志願もできなくなった。問題1問で等級や志願大学が変わる等級制は、点数制より苛酷だ」と述べた。

ソウル蚕室(チャムシル)高3年生のチョ・ハンビン君(18)は、「最上位圏の中には、3点問題を間違って、定時志願をあきらめ、浪人の準備をする友達もいる。1等級をとった学生を除いて、等級制に皆が不満を持っている」と話す。同日、教育人的資源部と韓国教育課程評価院には、等級制の不合理性を指摘し、答案用紙閲覧と原点数公開を要求する抗議が続いた。

大成(テソン)学院の李ヨンドク評価理事は、「数理『カ』型の満点者は3.9%と推定される。上位圏学生のうち2点問題を間違うケースは200〜300人に過ぎず、事実上満点をとらなければ1等級になれない」と話す。



foryou@donga.com passion@donga.com