政府が発展途上国に支援する有償の援助資金である「対外経済協力基金(EDCF)」が、09年までに現在の2.2倍に増える。同資金は、韓国の主要輸出先であるベトナム、インドネシアなどアジア諸国を主な支援対象とする。
政府は3日、韓悳洙(ハン・ドクス)副首相財政経済部長官が対外経済協力基金運用委員会を開いて、こうした内容を盛り込んだ「06〜09年EDCF運用戦略計画案」を確定した。同計画案によると、政府は02〜05年の4年間、総8億ドル(約940円)のレベルだった支援金額を、今年から09年までは19億4000万ドルに増やすとの計画だ。
年間平均の支援金額が現在の2億ドルから4億8500万ドルへと多くなるのだ。財経部の李是衡(イ・シヒョン)経済協力局長は、「発展途上国に対する貿易黒字の規模が持続的に増えているだけに、発展途上国の経済発展のため、韓国がある程度の役割を果たさなければならないとの見方もあったことから、政府が拠出し支援することを決めた」と説明した。
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