米宇宙探査機ボイジャー1号が人類歴史上初めて太陽系の境界地域に到着して、太陽系の外の星と星の間の空間つまり星間空間(interstellar space)に進んでいるという研究結果が出された。
6日、ロイター通信によると、米ジョンスホップキンズ大クリミギス博士チームは科学専門雑誌のネイチャー最新号(6日付)に発表した報告書を通じて、ボイジャー1号が送ってきた資料を分析した結果、ボイジャー1号が去年8月1日ごろ太陽系の境界である「末端衝撃波面(termination shock)」地域を通過したことを明らかにした。この地域を通って太陽圏境界(heliopause)と衝撃波地域(bow shock)を通れば、太陽系から完全に抜け出ることになる。
研究チームによると、ボイジャー1号が感知したエネルギー粒子が100倍以上増えたほか、太陽暴風の速度が落ちるなど、末端衝撃地域を通る際の現象が現れたという。
米航空宇宙局(NASA)によると、5日現在ボイジャー1号は地球から135億km離れたところを航海中だ。これは地球と太陽間の距離(AU、1AUは約1億4960万km)の90倍にのぼる。科学者によってそれぞれ意見が違っているが、太陽系の境界は太陽から約85〜120AUの地点にあると知られている。
ボイジャー1号は1977年に木星、土星探査機として宇宙探査を始め、外界の生命体と遭遇した場合に備えて、55カ国の言語からなる人類についての様々な情報が盛り込まれている。ボイジャー1号は2020年まで任務を続けると推定される。
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