
日本の女子マラソンが、世界の舞台で大きく花開いている。
13日、カナダ・エドモントンで開かれた世界陸上2001女子マラソンで、日本は金メダルをリディア・シモン(2時間26分01秒・ルーマニア)に奪われたが、土佐礼子(2時間26分06秒)が5秒差で銀メダルを手にし、渋井陽子(2時間26分18秒)が4位、松尾和美(2時間29分57秒)が9位になるなど、3人が「トップ10」入りする奮闘ぶりを見せた。
日本は、個人競技では優勝を逃したものの、ワールドカップ団体では7時間22分36秒で総合優勝した。ワールドカップは、出場した5人のうち上位3人の記録を合算して順位をつけるもので、日本が97年の大会以来3大会連続優勝している。
日本はこの日、58人中6人も棄権する中、24歳のホープ松岡理恵(2時間34分11秒・22位)と岡本幸子(2時間42分25秒・37位)ら5人が完走した。
韓国は、たった1人出場したユン・ソンスク(ソウル都市開発公社)が自己ベスト(2時間32分09秒)に届かず2時間33分09秒で16位にとどまった。
一方、最終日のこの日に開かれた男子1500メートルではエルゲルージ(モロッコ)が3分30秒68で優勝、大会3連覇を果たし、男子槍投げではヤン・ゼレズニー(チェコ)が92メートル80を投げて93年と95年に続き3度目の金メダルを手にした。
女子800メートルでは、マリア・ムトラ(モザンビ−ク)がステファニー・グラフ(1分57秒20・オーストリア)に0.03秒早い1分57秒17で優勝、シドニー五輪と2001年世界室内陸上選手権を合わせて「トリプルクラウン」に輝いた。
また、米国は男子400メートルリレー(37秒96)と1600メートルリレー(2分57秒54)で優勝し、前日の女子400メートルリレーを含めリレー3種目を席捲し、短距離王国の力を見せつけた。しかし、米国は女子1600メートルリレーで第3走者まで先頭を守っていたが、アンカーがバトンを落とし大会史上初のリレー全種目制覇の夢を諦めなければならなかった。この種目では、大会史上初めてジャマイカ(3分20秒65)が優勝した。
一方、総合順位では米国が金9、銀5、銅5個でロシア(金6、銀7、銅6)をおさえて大会5連覇を見事に果たした。次の大会は2003年パリで開かれる。
梁鍾久 yjongk@donga.com