Go to contents

金武星氏と親朴系、離党派対応で足並みの乱れ

金武星氏と親朴系、離党派対応で足並みの乱れ

Posted March. 30, 2016 07:16,   

Updated March. 30, 2016 07:26

与党セヌリ党の公認騒ぎの当時に離党した劉承旼(ユ・スンミン)などの無所属候補への対応戦略を巡って、党内で足並み乱れが続いている。

金武星(キム・ムソン)代表は29日、初の中央選挙対策委員会非公開会議で、「無所属は触ればさらに膨らむことになる」と語り、「無対応戦略を」を指示した。党レベルで対応するほど、無所属候補らの存在感が増す「逆説的状況」を警戒すべきだという意味だった。金代表は2008年、第18代総選挙当時、「親朴系(朴槿恵大統領系)無所属連帯」を率いた経験も紹介したという。金代表は公開会議の際も、「派閥争いと映りかねない行動に格別注意してほしい」と呼びかけた。

しかし、大邱慶北(テグ・キョンブク)選対委員長の崔炅煥(チェ・ギョンファン)議員は同日、慶尚北道(キョンサンブクド)党選対発足式で、「無所属に投票するのは、野党に投票するのと同様だ」と語った。趙源震(チョ・ウォンジン)議員も大邱市党選対発足式で、「私心のない朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の改革の足を引っ張るのは北朝鮮だけだと思っていたのに、わが党出身の中にもいる。院内代表まで務めた人が、悉く足を引っ張っている」と劉議員を激しく批判した。

趙議員はまた、「今回の公認で大邱の誇りを踏みにじった人もいる。わが党の偉い方なので、(名前を)口にはしないが、総選挙後にきちんと責任を取るべきだ」といい、「印鑑争い」を引き起こした金代表を直撃した。大邱東甲で無所属の柳性杰(リュ・ソンゴル)議員と対立している鄭宗燮(チョン・ジョンソブ)候補はこの場で、「今回の総選挙は、『裏切り政治対義理政治』との戦いだ」と主張した。

その前日、大邱市党は、劉議員などの大邱地域の無所属候補4人に対して、「朴大統領の尊影(大統領を敬うために掲げる写真)を返納すべきだ」という内容の公文を送って、議論を起こした。一方、「暴言騒ぎ」で離党し、無所属で出馬した尹相炫(ユン・サンヒョン)議員(仁川市南乙)は、自分の選挙事務所の壁に、朴大統領と一緒に映った大型垂れ幕を掲げている。



이재명기자 イ・ジェミョン記者 egija@donga.com