ソウル中央地検公安1部(宋讃鎏部長)は13日、ハンナラ党の金徳竜(キム・ドクリョン=ソウル瑞草区)、朴成範(パク・ソンボム=ソウル中区)両議員の公認献金授受疑惑と関連して、両議員の夫人と金品を渡したハン某氏側など関連者6、7人を出国禁止にした。
検察は同日、ハンナラ党が公認献金の授受疑惑を捜査依頼してきたため、このように決定し、金、朴両議員も出国禁止にする案を検討している。
検察はまた、ハンナラ党に党内部監察資料を提出するよう要請する一方、早ければ14日に捜査を依頼したハンナラ党の関係者を呼んで、事件の概要と捜査依頼の経緯などについて事情聴取した後、来週初めに金品提供者を呼んで調べる予定だ。
検察は、地方選挙の公認の名目で金品を受け取った事実が確認されれば、関連者全員を刑事処罰することにした。これとともに、与野党の地方選挙の候補公認や党内の候補選びに関連した不正全般に捜査を拡大する方針だ。
これに先だち、ソウル中区(チュング)庁長候補の公認と関連して、金品の授受疑惑が持たれている朴成範議員は、同日、ハンナラ党を離党した。
ソウル瑞草区(ソチョグ)庁長候補の公認と関連して金品を受け取った金徳竜議員も、早いうちに離党はもちろん、政界引退まで含めた去就を明確にする考えを明らかにした。
金議員は、「党の方針ならば、出党措置も受け入れる。自らの党籍と議員職、また政治的去就など、すべてのことを早いうちに整理しようと思う」と述べた。金議員の側近は「議員職を辞任させる可能性もあるだろう」との見解を示した。
ハンナラ党は同日午前、金議員側が瑞草区庁長の公認申請者側から4億4000万ウォンを受け取ったという理由で、また、朴議員側が中区庁長の公認希望者側から21万ドルと名品ハンドバッグ、毛皮のコートなどを受け取ったとの疑惑で、ソウル中央地検に捜査を依頼した。
ハンナラ党の許泰烈(ホ・テヨル)事務総長は、記者懇談会を開き「金、朴議員事件の他にも、現在、党で調査が進められている事件が5、6件もある」と話した。
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