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KF21開発費不足分1兆ウォン、政府予算で充当へ

KF21開発費不足分1兆ウォン、政府予算で充当へ

Posted May. 07, 2024 08:42,   

Updated May. 07, 2024 08:42

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韓国政府が、韓国型超音速戦闘機KF21の開発費のうち、不足分を政府予算で充当することが分かった。金額は1兆ウォン規模だ。KF21を共同開発中のインドネシアは、当初負担する予定の開発費分担金1兆6千億ウォンのうち、6千億ウォンだけ出すと提案し、韓国政府がこれを受け入れ、開発費がさらに必要になった。

このような中、インドネシアは最近、分担金1千億ウォン分を追加で納めたという。分担金を6千億ウォンだけ出すという新たな提案をした後、約1千億ウォンを支払ったのだ。インドネシア政府が2016年から昨年2月までに納付した累積額は2783億ウォン。昨年2月に417億ウォンを納めた後、支払いを先延ばしにしていたインドネシアが、新しい提案を貫徹させるために分担金の一部をさらに納めたものとみられる。これにより、累積納付額は約4千億ウォンになった。インドネシアは今後、さらに約2千億ウォンを支払わなければならない。

6日、政府消息筋によると、インドネシアは1ヵ月ほど前、KF21開発事業を管理する防衛事業庁に分担金納付期限は16年契約当時に定めたKF21開発完了時期である26年6月をそのままに、6千億ウォンだけ払うと提案してきたという。当初、インドネシアは全開発費(8兆8千億ウォン)の約20%である1兆6千億ウォンを払う予定だったが、6千億ウォンだけ払うと再び提案したのだ。インドネシア政府は昨年末には1兆6千億ウォンすべて払うので、期限を34年まで遅らせることを提案した。しかし、韓国政府が「開発が終わった後に開発費を払うのは意味がない」と拒否したため、今度は技術を少なく受け取って、少なく払うと提案した。この後、インドネシアは最近、1千億ウォン分を追加で納めた。

最終的に政府はこの提案を受け入れることにした。政府は開発費のうち足りない1兆ウォン分は、来年度政府予算案に大半を含め、KF21の製造会社である韓国航空宇宙産業(KAI)も開発費を少し多めに出すことで充当する計画だ。

インドネシアと韓国政府は、近く6千億ウォンに相当する移転技術を選定する交渉に着手するという。消息筋は、「インドネシアが残りの2千億ウォンを支払わなければ、4千億ウォンだけ技術を提供すればいい」と話した。


孫孝珠 hjson@donga.com