Go to contents

空売りを禁止した日、コスピは134P高騰

空売りを禁止した日、コスピは134P高騰

Posted November. 07, 2023 08:31,   

Updated November. 07, 2023 08:31

한국어

空売り全面禁止施行初日の6日、米国の基準金利引き上げの終了期待と相まって、韓国国内証券市場が高騰した。総合株価指数(コスピ)は史上最大幅(134.03ポイント)に高騰し、コスダックは7%以上高騰、3年5ヵ月ぶりにサイドカー(プログラム買収呼び値の一時効力停止)が発動された。外国為替市場も、1ドル=25ウォン以上のウォン高ドル安が進み、乱高下した。

6日、韓国取引所によると、コスピは前日より134.03ポイント(5.66%)高の2502.37で取引を終え、9月22日以降初めて2500ポイント台を回復した。上昇幅(134.03ポイント)は史上最大で、上昇率(5.66%)は史上46位だった。先月、国内株式を大量に売り越した外国人投資家らは、同日だけで7000億ウォン以上を買い入れ、指数を引き上げた。

コスダックも、前日より57.40ポイント(7.34%)高騰した839.45で取引を終えた。上昇幅(57.40ポイント)は、2001年1月22日以来22年ぶりの最大幅だった。コスダックに資金が集中し、同日午前9時57分、取引過熱を防止するためのサイドカーが発動された。コスダックでサイドカーが発動されたのは、2020年6月16日以来初めてのことだ。

同日の証券市場の高騰は、1日(現地時間)、米連邦準備制度(FRB)が基準金利を据え置いた中、米雇用指標が市場予想を下回り金利引き上げの終了への期待が高まり、グローバル投資心理が蘇った影響が大きかった。先月、年5%を突破した米国の10年物国債金利は4.66%に下がるなど、ドル高現象が弱まり、3取引日連続でウォン高ドル安が進んだ。同日のウォン相場は前日より25.1ウォン(1.90%)ウォン高ドル安の1ドル=1297.3ウォンで取引を終えた。

この日、空売り禁止の影響で、空売りの残量の多い蓄電池の銘柄が株価上昇を牽引した。コスダック上場企業の中で空売り残高が1位と2位(1日基準)のエコプロとエコプロBMの株価が、価格制限幅まで高騰した。コスピの空売り残高1位のポスコフューチャーエムもストップ高を記録し、2位のポスコホールディングスは19.18%上昇した。

米国の金利高基調の緩和の可能性に、アジア証券市場も上昇した。同日、日本の日経平均株価(2.37%)や上海総合指数(0.73%)、香港H指数(1.84%)は軒並み上昇した。


イ・ドンフン記者 dhlee@donga.com