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保証金430億ウォンを横取りした江西区のビラ王拘束

保証金430億ウォンを横取りした江西区のビラ王拘束

Posted September. 18, 2023 08:46,   

Updated September. 18, 2023 08:46

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ソウル江西区(カンソグ)でいわゆる「江西区ビラ(長屋のような集合住宅)王」と呼ばれ、200軒を越えるビラを買い入れた後、数百億ウォンの伝貰(チョンセ=賃貸保証金)保証金を横取りした不動産賃貸業者が拘束されたことが確認された。

17日、東亜(トンア)日報の取材をまとめると、ソウル中央地裁の金亨作(キム・ヒョンジャク)部長判事は16日、詐欺容疑で警察に逮捕されたチン某氏(52)に対して拘束令状を発行した。チン容疑者は2016~2019年、いわゆる「無資本のギャップ投資」を通じてソウル江西区一帯のビラ229軒を買い入れた後、借家人の伝貰保証金を横取りする方法で計430億ウォン相当をだまし取った容疑が持たれている。

警察の調査結果、チン容疑者は不動産仲介業者と共謀して、自分の名義でビラを購入後、買入価格より高い金額で借家人と伝貰契約を交わした後、仲介業者と差額を分けていたことが分かった。以後、借家人の伝貰契約期間が終われば、「保証金を返還するお金がない」と通知する手法で保証金を横取りしたことが取り調べの結果わかった。

警察は今年6月、チン容疑者に対して逮捕令状を取って検挙に乗り出したが、チン容疑者が行方をくらまして捜査が難航した。これに対し、ソウル警察庁金融犯罪捜査隊が今年8月、ソウル陽川(ヤンチョン)警察署から事件を引き継ぎ、チン容疑者の追跡に着手した。捜査チームは約1ヵ月間、クレジットカードの使用内訳と防犯カメラの映像を分析し、チン容疑者が使用していた他人名義の車を見つけ、13日ソウル永登浦区(ヨンドゥンポグ)の某所で張り込みをした末に、チン容疑者を検挙し拘束令状を申請した。

チン容疑者は昨年、ソウル市が公開した高額・常習滞納者の名簿に名前が載っていた。彼はソウルをはじめ、全国の地方自治体が課した税金5億2900万ウォンを納めていないことが確認された。


ユ・チェヨン記者 ycy@donga.com