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「タブロイド紙との全面戦争 」英ヘンリー王子、法廷に立つ

「タブロイド紙との全面戦争 」英ヘンリー王子、法廷に立つ

Posted June. 06, 2023 08:51,   

Updated June. 06, 2023 08:51

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タブロイド紙との全面戦争」を宣言した英国のヘンリー王子(38・写真)が、自身に関する情報を違法に収集したとする疑惑を受ける英メディア企業「ミラー・グループ・ニュースペーパーズ(MGN)」の裁判で直接証言することにしたと、ロイター通信などが5日(現地時間)、報じた。ヘンリー王子が5、6日のうち1日は法廷に現れる予定であり、王室要人の法廷証言は140年ぶりだと伝えた。1890年代、当時皇太子だったエドワード7世はカードゲーム関連の裁判に証人として出廷した。

ヘンリー王子側は、MGNが1991年から2011年まで携帯電話のハッキング、盗聴などで収集した情報で自分と有名芸能人に関する数百件の記事を掲載し、経営陣がこれを黙認したと主張している。MGNは、「盗聴はなく、一部の容疑の公訴時効は過ぎている」と反論しており、激しい法廷攻防が繰り広げられるものとみられる。MGNはデイリーミラー、サンデーミラー、サンデーピープルなどタブロイド紙を複数所有している。

BBCは、法廷証言の得失に関しては意見が分かれていると伝えた。情報収集の攻防のほか、ヘンリー王子の王室離脱の理由、妻のメーガン妃との関係などに関する質問が続き、得るものより失うものの方が多いと懸念されている。一方、一部では、ヘンリー王子がタブロイド紙に立ち向かう姿が既得権益に抵抗する闘士のように見える可能性があると見ている。


イ・チェワン記者 chaewani@donga.com