米国防長官、「中国がロシアを支援する場合、ウクライナ戦争が国際的に拡大」

オースティン米国防長官（写真）とマーク・ミリー米統合参謀本部議長が２３日（現地時間）、下院公聴会で、中国との衝突の可能性に備えなければならないとし、国防総省が８４２０億ドル（約１１００兆ウォン）を提案した２０２４年度国防予算の迅速な承認と長期的な予算増額を求めた。特に、オースティン氏は、中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領の首脳会談後、中国がウクライナを侵攻したロシアを支援する可能性を重ねて警告した。

オースティン氏は同日、「習氏がロシアに数日間滞在したのは（ロシアに対する）支援メッセージであると共に、（米国に）懸念されるメッセージだ」と強調した。また、「中国が物的支援を実行すれば、（すでに１年を超えた）ウクライナ戦争がさらに長期化し、戦争を国際的に拡大させるという点で懸念される」と指摘した。

オースティン氏は国防予算と関連して、「中国との戦略的競争が深刻化する中で推進されるもの」とし、議会に早急な通過を求めた。迅速な予算執行が中国に対する米国の優位性を担保するということだ。台湾については、「中国が誤った決定を下すのを防ぐことが目標」と強調した。

同席したミリー氏も、「中国は現在だけでなく今世紀末まで最大の戦略的、地政学的敵国」と診断した。特に。「米国は２つの主要な核大国に初めて直面した」とし、中国とロシアが米国の利益と生活を脅かす手段を持っていると懸念した。

ミリー氏は、ウクライナ戦争で中国とロシアが協力する場合、「ルールによる秩序がなくなれば、その時点で防衛予算を倍増しなければならないだろう」と強調した。これは「大国間の競争を越えた紛争の時代が開かれることを意味するためだ」と説明した。


キム・スヒョン記者 newsoo@donga.com