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韓国初の国産ロケット「ヌリ号」、発射台移送が完了 きょう宇宙へ

韓国初の国産ロケット「ヌリ号」、発射台移送が完了 きょう宇宙へ

Posted June. 21, 2022 09:27,   

Updated June. 21, 2022 09:27

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韓国初の国産ロケット「ヌリ号」(KLSV-Ⅱ)が21日午後4時頃、2回目の打ち上げに再挑戦する。

科学技術情報通信部と韓国航空宇宙研究院(航宇研)は、ヌリ号が20日午前11時10分頃、再び発射台に設置されたと発表した。今月15日にも発射台に立てられたが、センサーの誤作動で再び組立棟に移されてから5日ぶりのことだ。正確な発射時刻は21日午後2時30分に発表される。

ヌリ号は20日午前7時20分、無人特殊移動車両に乗せられ、全羅南道高興(チョルラナムド・コフン)の羅老(ナロ)宇宙センター内にある発射体総合組立棟から第2発射台まで約1時間かけて移送された。午前中に起立作業が完了し、午後には電源と推進剤などを充填するための「アンビリカルタワー」への連結と機密点検が行われた。

ヌリ号は昨年10月の最初の打ち上げで、第3段のエンジンが予定より早く停止し、目標軌道である700キロから秒速7.5キロの速度でダミー衛星を投入することに失敗した。その後、補完作業を経て、今月15日に2回目の打ち上げが行われる予定だったが、気象状況の悪化で打ち上げ日を1日遅らせた16日に変更した。16日、打ち上げのために発射台に立てられた後、打ち上げ前の最終点検作業中に第1段エンジンの酸化剤タンクセンサーからエラーが発見され、16日の打ち上げもキャンセルされた。

気象庁によると、羅老宇宙センター第2発射台が位置する全羅南道高興(チョルラナムド・コフングン)の外羅老島(ウェナロド)の半径20キロは落雷の可能性が低く、ヌリ号の打ち上げ基準を超える強い風も吹かないという。航宇研のオ・スンヒョプ発射体推進機関開発部長は「韓国が宇宙に行ける道を必ず開く」と話した。


キム・ミンス東亜サイエンス記者 reborn@donga.com