コロナ再感染率０．２８％、オミクロン株派生型「ＸＬ」、国内で初めて発見

国内で新型コロナウイルスに感染して完治した後に再び感染した人が２万６千人を超えた。完治したからといって、新型コロナウイルスから自由になるわけではないということだ。

１２日、中央防疫対策本部（防対本）によると、先月１９日までに発生した国内の新型コロナウイルス感染者のうち再感染者は２万６２３９人と集計された。全感染者の０．２８４％だ。特に、国内の再感染者１０人に３人（２７．６％）が１７歳以下の小児・青少年だった。再感染者のうち３７人は、新型コロナウイルスに３度感染した。

防対本疫学調査分析団のイ・サンウォン団長は同日、記者会見で、「フランスが３％水準の再感染率を報告したが、韓国もこの程度まで再感染率が増える可能性がある」と話した。高麗（コリョ）大学九老（クロ）病院感染内科の金宇柱（キム・ウジュ）教授は、「これからはオミクロンにかかった後にステルスオミクロンに再感染するケースが増えるだろう」とし、「完治者が『スーパー免疫』を持つという認識は虚像」と話した。新型コロナウイルス再感染による死者は１５人。

一方、防対本は、オミクロンとステルスオミクロンの特性を同時に持ったオミクロン株派生型「ＸＬ」が、国内で初めて確認されたと明らかにした。防対本によると、ＸＬの感染者はワクチンの３回目の接種を終えた４０代で、先月２３日に感染し、今は完治している。

ＸＬは、これまで英国だけで６６件報告された。国内で確認されたＸＬが英国から流入したのか、あるいは国内で自然発生したのかは明らかでない。感染力および致死率の情報もまだない。ただし防対本は、「オミクロン株の派生型が（流行に）大きな影響は及ぼさないと世界保健機関（ＷＨＯ）は判断している」と説明した。

１２日午前０時基準の新規死者数は１７１人と集計された。先月１６日から２７日ぶりに低い数値だ。重症者も最多（１３１５人）よりも３００人以上少ない１００５人となった。政府は１８日から、学校で感染者が発生する場合、クラスの全員ではなく、疑わしい症状や基礎疾患のある学生だけ検査する方針だ。登校前検査も週２回から週１回に減る。


イ・ジウン記者　チェ・イェナ記者 easy@donga.com · yena@donga.com