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年金改革議論で抜け落ちた10代から不満の声、「私たちはどんな負担負うのか説明を」

年金改革議論で抜け落ちた10代から不満の声、「私たちはどんな負担負うのか説明を」

Posted May. 11, 2024 08:44,   

Updated May. 11, 2024 08:44

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第21代の国会で国民年金の改革が棚上げとなり、未来世代の負担が加重される中、政府と国会は2年余りの間に数十回の公聴会などを開きながら、実際約30年先に「保険料の爆弾」を抱え込む当事者となる青少年は一度も含まれなかったことが10日までに分かった。

保健福祉部(福祉部)は2022年8月から1年間、「国民年金の利害関係者の集団深層面接(FGI)」を計24回行った。だが、全てが労働組合や企業家、国民年金公団の職員など成人が対象だった。100ページにわたるFGI資料にも、「児童」や「青少年」「子供」などの言葉は一度も登場しない。福祉部の国民(2000人)向けアンケート調査と国会年金改革特別委員会の市民代表団(500人)の公論調査の対象も、すべて18歳以上だった。

東亜(トンア)日報が3~8日、大韓民国児童総会の議長団4人を含む12~17歳の青少年10人をインタビューしたところ、「大人中心の『傾いた議論の構造』が未来世代に不利な結果を招いた」という訴える声が相次いだ。キム・ミンジェ君(18)は、「基金枯渇を懸念すると言いながら改革を先送りしたり、『もっと受け取る』というのは非常識的だ」とし、「まもなく年金を受け取る大人だけが集まって、歪曲された結論を出したのではないか」と批判した。チョン・アユンさん(14)は、「私たちがどんな負担を負うのか説明する責任は大人たちにある」と話した。


キム・スヒョン記者 イ・スヨン記者 newsoo@donga.com