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昨年の肺がん患者が11万人、28%急増の原因は高齢化

昨年の肺がん患者が11万人、28%急増の原因は高齢化

Posted September. 26, 2023 08:27,   

Updated September. 26, 2023 08:27

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昨年、肺がんで診療を受けた患者が11万人を超えたことが分かった。25日、国民健康保険公団が発表した統計によると、2022年に肺がんにより病院で診療を受けた患者は11万6428人だった。2018年は9万1192人だったのに比べ、4年ぶりに27.7%急増した数値だ。

肺がんは他のがんと同様に、年齢層が高くなるほど多く罹患する病気だ。喫煙と飲酒、悪い食習慣などの発がん要因に長期間露出するほど、発病可能性が高くなるからだ。実際、昨年肺がん患者のうち84%が60歳以上の高齢者だった。特に70代の肺がん患者は、全体の34%で最も多かった。これを受け、専門家らは最近肺がん患者が増加傾向にあるのも、韓国社会の高齢化傾向のためだと見ている。

伝統的に肺がんは、相対的に喫煙率が高い男性においてより多く発生してきた。昨年も、肺がん患者全体のうち7万564人が男性で、女性(4万5864人)に比べて2万5000人ほど多かった。しかし、女性の肺がん患者のここ4年間の増加率は36.5%で、男性(22.5%)より高いことは懸念される。男性の喫煙率は徐々に減少しているが、女性の喫煙率は6~7%で停滞している最近の傾向が影響を及ぼしたという分析が出ている。

患者が増えるにつれ、肺がん患者の診療費も増加している。昨年、肺がん患者の健康保険適用の診療費は計1兆2799億ウォンで、2018年の9150億ウォンに比べて39.9%増加した。昨年、肺がん患者1人を治療するのに使われた平均費用は1099万ウォンだった。

健康保険一山(イルサン)病院呼吸器アレルギー内科のイ・サンチョル教授は、「肺がん死亡者の約80%は、喫煙によって発生する」とし、「肺がんの発病の可能性は、一生のうちでタバコを吸った量と期間に比例して増加するので、一刻も早い禁煙が重要だ」と述べた。


イ・ジウン記者 easy@donga.com