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韓国戦争戦死者12万1879人「最後まで探す」

韓国戦争戦死者12万1879人「最後まで探す」

Posted June. 03, 2023 08:32,   

Updated June. 03, 2023 08:32

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国家報勲処が2日、国家報勲部の発足(5日予定)と休戦協定70年を迎え、国軍戦死者記憶キャンペーン「最後まで探さなければならない121879の太極旗」を展開することを明らかにした。

報勲処は、昨年末現在、まだ家族の元に帰らぬ韓国戦争国軍戦死者12万1879人を象徴する1~121879番の固有番号がつけられた太極旗バッジをつくり、キャンペーンへの参加を希望する国民に配布する。太極旗バッジのデザインは、韓国戦争の戦没者慰霊棺の太極旗の形状から着想を得て誕生した。

報勲処は、「国家のために献身した英雄を忘れず、最後の一人まで記憶し、責任を負うという理念と、世代を超えた報勲の真の意味を日常の中で具現するという趣旨」と伝えた。キャンペーンに使用される記念品は、今も山野に埋もれているであろう多くの国軍戦死者が国民に送る手紙の形式で製作された。

このキャンペーンは2020年5月、光云(クァンウン)大学公共コミュニケーション研究所が初めて始めた。研究所で製作した太極旗バッジなどを光云大学の学生が自主的に光化門(クァンファムン)周辺で市民に配り、韓国戦争参戦者の犠牲を称えた。その後、NH農協、GSリテールの後援で拡大し、今年、報勲部の発足に合わせて再開することになった。

キャンペーンの一環で、プロ野球選手たちは顕忠日(戦没者追悼の日)を挟んだ平日3連戦(6月6~8日)の間、太極旗の模様(バッジ)を帽子に付けて試合に臨む。韓国プロサッカー連盟(Kリーグ)は今月1ヵ月間、試合に参加する各チームの主将の腕章を太極旗でデザインし、キャンペーンに参加する計画だ。

報勲処の関係者は、「英連邦国家の報勲の象徴であるポピーの花のように、日常で身近に体験できる多様なキャンペーン活動を通じて、『最後まで探さなければならない太極旗』を大韓民国を代表する報勲の象徴として発展させていきたい」と話した。また、毎年護国報勲の月に合わせて、国軍戦死者の遺骨発掘を通じて「最後まで探さなければならない太極旗」の数が減った結果も国民と持続的に共有し、コミュニケーションを図る計画だと報勲処は伝えた。


尹相虎 ysh1005@donga.com