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カン・サンヒョンが世界1・2位を制して金、テコンドー世界選手権

カン・サンヒョンが世界1・2位を制して金、テコンドー世界選手権

Posted June. 02, 2023 08:45,   

Updated June. 02, 2023 08:45

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カン・サンヒョン(21)が初出場のテコンドー世界選手権で金メダルを獲得した。

カン・サンヒョンは1日、アゼルバイジャンの首都バクーのクリスタル・ホールで行われたテコンドー2023年世界選手権男子87キロ級決勝で、イヴァン・サフィナ(24=クロアチア)をラウンドスコア2-0で下して優勝した。韓国がこの階級で金メダルを獲得したのは、2005年マドリード大会のオ・ソンテク以来18年ぶりのこと。韓国は男子58キロ級のペ・ジュンソ(23=江華郡庁)に続き、今大会で2個目の金メダルを韓国にもたらした。

カン・サンヒョンは同日、第1ラウンド開始12秒にパンチ攻撃で1点を奪われた。しかし、胴部攻撃を2回成功させ、6-5でラウンドを進めた。第2ラウンドでも試合開始16秒で頭部攻撃を許して3点を奪われたが、1-6でリードされていた試合終了48秒前から4回も胴部攻撃に成功し、9-7で逆転した。試合終了ブザーが鳴ると、カン・サンヒョンはマウスピースを高く投げて喜びを表した。

済州道(チェジュド)出身のカン・サンヒョンは韓国体育大学進学後、今年2月の国家代表選考で太極マークを初めてつけた。済州道出身の選手がテコンドー代表に選ばれたのは、2002年のコ・デヒュ済州道庁監督以来21年ぶりのこと。カン・サンヒョンは自身初の国際大会である2月のカナダオープンでの優勝に続き、3月の全米オープン世界選手権でも金メダルを獲得した。

世界ランキング29位のカン・サンヒョンは、今回の世界選手権16強でランキング1位のイカロ・ミゲル・マルチンス・ソアレス(28=ブラジル)、準々決勝でランキング7位のアマド・ラウィ(23=エジプト)、決勝でランキング2位のサフィナら世界トップクラスを次々と制した。準決勝ではイランのアリアン・サリミ(20=39位)を相手に第3ラウンドまで60点を交わす打ち合いの末、ラウンドスコア2-1で勝って決勝に進んだ。サリミは4月、中国無錫ワールドグランドスラム準決勝でカン・サンヒョンを破った選手だ。

カン・サンヒョンは「今年初めに国家代表を夢見たし、国家代表になってからは世界選手権優勝を夢見たけど、それらを成し遂げた。来年のパリ五輪で悔いのない挑戦を目標に走る」と話した。国際大会の経験が多くないにもかかわらず、世界トップクラスの選手たちを相手に善戦する秘訣について、カン・サンヒョンは「国内大会の方がもっと難しくて大変だと思う。国内大会1位になったので、世界大会もうまくやれると思ってプレーした」と話した。

同日開かれた男子80キロ級のパク・ウヒョク(23=三星エスワン)と女子49キロ級のカン・ボラ(23=永川市庁)はそれぞれ8強と16強で敗退した。


金培中 wanted@donga.com