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入国拒否のカザフスタン人2人が仁川空港から逃走

入国拒否のカザフスタン人2人が仁川空港から逃走

Posted March. 27, 2023 08:28,   

Updated March. 27, 2023 08:28

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韓国国内への入国を拒否された外国人2人が、仁川(インチョン)国際空港の垣根を越えて逃げる事件が起きた。今月に入って、旅客機と空港で実弾3発が発見されたのに続き、強制送還対象者が逃走することまで起き、仁川空港のセキュリティシステムに深刻な弱点があるのではないかという指摘が出ている。

26日、仁川空港の警察団と法務部の仁川空港出入国・外国人庁などによると、同日午前4時20分頃、カザフスタン国籍のA氏(21)とB君(18)の2人は、仁川空港第4滑走路の北側の外郭フェンスを越えて空港外に逃走した。

警察によると、彼らは、他のカザフスタン人たちと一緒に仁川空港の第2旅客ターミナルから入国しようとしたが断られたという。以後、出国の控え室で強制送還飛行機(26日午後3時半出国)を待っていたが、監視がずさんな隙を狙って逃走したことが分かった。

警察の調査で、彼らはターミナルの1階に降りて窓を割った後、滑走路の3.5キロの区間を横切ってフェンスを越えたことが分かった。ところが仁川空港のセキュリティチームは、彼らが滑走路を横切る間、状況を全く把握できなかった。空港フェンスには、鉄条網が設置されており、赤外線の監視装置と警備センサーなど3重の先端セキュリティシステムが稼動していた。

仁川国際空港公社側は、フェンスの侵入感知センサーの警報が鳴った後にパトカーを送り、「異常信号が感知された」と警察に通報した。警察は、逃走事実を確認後、周辺の防犯カメラを分析し、逃走経路を分析している。警察の関係者は、「早期検挙のために、警察機動隊も投入した」と説明した。

一方、これに先立って、今月10日、仁川空港を出発してフィリピン・マニラに向かう途中の大韓(テハン)航空の旅客機から拳銃用実弾2発が発見された。警察は、70代の米国人乗客を容疑者と特定し、インターポールに逮捕を要請した。16日は、仁川空港の3階の出国場のゴミ箱から小銃用実弾1発が発見された。


車埈昊 run-juno@donga.com