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尹大統領「核武装、日本は6ヵ月でできるそうだが」

尹大統領「核武装、日本は6ヵ月でできるそうだが」

Posted March. 27, 2023 08:28,   

Updated March. 27, 2023 08:28

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「韓国の科学技術により、近いうちに(独自に核を保有できる)、日本は6ヵ月でできると言われているし…」

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が1月の国防部・外交部の業務報告で、国内外の核武装世論について、「(北朝鮮の)核問題が深刻化しているため、大韓民国に戦術核を配備したり、韓国が独自の核を保有したりすることも考えられる」と述べたという。「日本は6ヵ月」発言は、大統領室が公開した発言録には含まれていない。4月の国賓訪米でバイデン米大統領と対北朝鮮拡大抑止の実効的な強化策が議論されるとみられるが、岸田文雄首相と韓日首脳会談を行った尹大統領が、日本を取り上げて核武装の可能性を示唆した発言が注目されている。

当時、尹大統領は、「常に現実的に可能な手段を選択することが重要だ」とし、「米国の核兵器の運用に関して私たちが情報を共有し、共に参加し、共同企画・共同実行する議論が(韓米間で)展開されている」と強調した。核武装よりも拡大抑止の実効性強化に重点を置いたのだ。尹大統領の発言は、「核の共同企画及び共同実行」議論に対する交渉力を高める狙いがあるという見方もある。世宗(セジョン)研究所の鄭成長(チョン・ソンジャン)東アジア協力センター長は東亜(トンア)日報の電話取材に対して、「日本はすべての技術的準備を整え、核武装だけしていない状態であるため、6ヵ月より早い時期に核武装に成功する可能性がある」とし、「一方、韓国はウラン濃縮施設もなく核燃料再処理施設もないため、早くても(開発に)1年はかかるだろう」と指摘した。

尹大統領は24日の「西海守護の日」記念式で、犠牲者の名前を一人一人読み上げて称える「ロールコール」で涙を流したことについて、「若い年齢で散華した将兵たちのことを考えると、平静を保てるだろうか」と話したという。


張寬錫 jks@donga.com