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米金利5%に、韓国より1.5%P高い

Posted March. 24, 2023 08:51,   

Updated March. 24, 2023 08:51

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銀行の危機の影響が収まらない中、米中央銀行の連邦準備制度(FRB)は22日(現地時間)、基準金利を0.25%ポイント引き上げるベビーステップに踏み切った。昨年3月以降、9回連続の引き上げで、米金利は4.50~4.75%から4.75~5.0%に跳ね上がり、上段基準で5%台に入った。韓国金利との格差は、2000年以来22年ぶりに最も大きい1.5%ポイントになった。

FRBのジェローム・パウエル議長(写真)は同日、連邦公開市場委員会(FOMCの)会議後の記者会見で、「金利の据え置きも考慮したが、物価安定に最善を尽くすということを行動で示し、信頼を維持することが重要だと考えた」と引き上げの背景について明らかにした。

パウエル議長は、2週間前の米議会での聴聞会で、「(今年の)最終金利の予測値を上げる」と明らかにしたが、FOMCが同日公開した点図表の今年末の金利予測の中間値は5.1%(5.0~5.25%)だ。昨年12月の予測値を維持したのだ。銀行危機の中で信用収縮を懸念し、事実上、金利引き上げの終結を示唆したという解釈が出ている。ただ、パウエル議長は、「今年の金利引き下げはない」と明らかにし、「ピボット(政策転換)」の楽観論は警戒した。

FRBの速度調節で、韓国銀行は一息ついた。しかし、FRBが5月のFOMCで再びベビーステップに踏み切れば、韓米の金利差は1.75%まで広がり、通貨政策の負担が大きくなるものとみられる。同日の対ドルウォン相場は、FRBの緊縮終結への期待で前取引日(1307.7ウォン)より29.4ウォン急落した1ドル=1278.3ウォンで取引を終えた。


ニューヨーク=キム・ヒョンス特派員 シン・アヒョン記者 kimhs@donga.com · abro@donga.com