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検察、全斗煥氏の孫が暴露した秘密資金疑惑の捜査に着手

検察、全斗煥氏の孫が暴露した秘密資金疑惑の捜査に着手

Posted March. 23, 2023 08:35,   

Updated March. 23, 2023 08:35

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検察が全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領の孫、チョン・ウウォン氏(27・写真)が暴露した秘密資金疑惑の捜査に着手した。

22日、法曹界によると、ソウル中央地検は前日(21日)、市民団体「庶民民生対策委員会」が全氏一家を犯罪収益隠匿規制法違反などで告発した事件を犯罪収益還収部(任世鎮部長検事)に割り当てた。同市民団体は、「全氏一家が隠匿した秘密資金で贅沢な生活を送っている。全斗煥一家の秘密資金に対する再捜査を行わなければならない」と告発状を提出した。

ウウォン氏は14日、自身のインスタグラムに、「金がないと言っていた私たち家族は、どこからか黒い金が出てきて、今もいい暮らしをしている」と書き込んだ後、秘密資金関連の暴露を続け、物議を醸した。ウウォン氏は、元大統領一家が延禧洞(ヨンヒドン)自宅の金庫にある秘密資金で豪華な生活をし、借名で複数の事業を運営していると主張した。

全元大統領は1997年に特定犯罪加重処罰法上の収賄などの容疑で無期懲役が確定し、追徴金2205億ウォンの支払いを命じられた。このうち、現在までに支払われた金額は約1283億ウォンで、残りの922億ウォンはまだ支払われていない。全氏は2021年11月に死亡したが、追徴額は相続されず、922億ウォンは回収が難しい状態だった。

しかし、親族が犯罪収益を隠匿した事実が明らかになった場合、処罰と還収は可能だと、専門家らは指摘する。韓国刑事法務政策研究院のソン・ジェヒョン上級研究委員は、「親族の犯罪収益隠匿行為が明らかになれば、その金額に対して没収が可能だ」と話した。これにより、検察は今後、全氏一家が犯罪収益を隠匿したかどうか確認する方針だ。


ク・ミンギ記者 koo@donga.com